内容説明
17歳になったキキ。とんぼさんへのあわい恋心も、たしかな想いへと育ちはじめていた。遠くの学校に行っているとんぼさんも、夏休みには帰ってくる! 楽しみにしていたキキのもとに、「山にこもる」と手紙が。とんぼさんと会えないことに落ち着かない気持になってしまったキキは、暗い森に入りこむ。一方、とんぼさんも、キキと同じく自分を見つめ直そうとしていたのだった……。またひとつ結びつきを深めた、ふたりの恋の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
93
笑って泣いて、ハラハラして、ときめいて…いろんな思いをキキと共有した盛り沢山の4巻。小道屋さん、ヨモギさん、ララ・オーパさんといった人生の先輩たちとの出会いは、大人としての道を指し示しているかのよう。なかなか会えないトンボさんとのことも、きゅんとするような展開でうれしくなった。躍動感のある佐竹美保さんの絵がとても好き。2016/07/22
nakanaka
65
シリーズ4作目。17歳になったキキ。町にも馴染み仕事も順調。トンボとの恋が上手くいっていることと、キキの母・コキリさんが命の危機を迎えるということが印象的だった今作。コキリさんはもうダメかと思いました。本当に良かった。シリーズの中で今のところ一番好きな作品かもしれません。成長していく上での心境の変化が本当に素晴らしく表現されていると感じました。毎回思いますが、小学生の娘に読ませたいです。2025/04/21
kaizen@名古屋de朝活読書会
41
とんぼさんとの手紙のやりとり。 最後はおかあさんの家にもどって、おかあさんの看病。 「わたし、みんな自分の力でやってるつもりだったけど」 「計算っていうけど数えられないのね」 「すごくおおきなものなんだわ」2011/04/17
くぅ
32
よかったー!良くなってよかったー!!死んじゃうのかと思って怖かったよー。それにしてもとんぼさん。もぅちょい空気読んで時間を作ってくれたらいいのにねぇ。あんまりベトベトベタベタされてもイヤだしさ、スナフキンみたいに流離う感じの人も素敵だけどもさ、とんぼさんはお休みには時間を作って帰って来なきゃダメよ。そういうキャラでしょーが。なーにが山でキャンプじゃ。はよー帰ってこーい。2019/02/24
風里
31
トンボが相変わらずいらつくが、少しはキキのことをきちんと思ってくれるようになった様でよかった。 でも女の子を動かそうとするのはまだまだかな。 コキリさんがあわやと思ったけれど、無事でよかった。2013/10/12




