内容説明
「911代理店」――米国の緊急番号になぞらえて設立されたこの会社は、あらゆるトラブルの解決を目的とした民間企業である。そこの天才ハッカー・篠崎玲奈は、解離性人格障害であり、昼間は沙羅という人格で事務仕事をしていた。だがある日、その沙羅が目を覚まさなくなる!枕元には、虐待をし、二つの人格を持つ原因となったと思われる母親からの手紙が――。過去のくびきから解放し、沙羅を取り戻せ! 個性溢れる社員が駆け巡る、最強アクション第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
155
仲間の解離性同一障害である篠崎沙羅(玲奈)に異変。沙羅が目覚めない。玲奈のまま。目覚めない原因が、とんでもない大事になって、911代理店メンバー、神谷はもちろん、社長の岡村、社員の貝田、外山、尾形が、沙羅の窮地を救うべく動き回る。仲間意識の強く、チームワークも良く、いい会社ではないか。羨ましい。貝田は、面倒くさいけどいい奴だ。でも、なぜガッチャマン(笑)。木龍の心龍会も加わり、後半のバトルからは目が離せない。仁義の厚さも加わり、おまえ達、最高だぜ!と唸る面白さ。脱帽です。次作も楽しみ。2022/11/18
み
19
さくさくと♪解離性同一性障害の設定だけでもスゴイのに、さらにスゴイ…。今作で、貝田さん推しになりました^ ^2022/11/26
おしょも
8
渡辺さんの作品らしい内容。この先もずっと、沙羅と玲奈として生きていくのか、神谷さんとの恋の行方はどうなっていくのか、疑問は色々あるけど、純粋に楽しめます。2022/12/30
hiyu
3
本筋とは幾分逸れるとはいえガッチャマンネタは妙に懐かしかった。所々の貝田の小技も妙に光る。2023/02/21
万論
2
流石ヒーローアクション。どんどん読み進んでしまう。面白い・ワクワク感満載。やっぱりリーダーのケンって言うのは笑った。2024/02/09