内容説明
聖女暗殺の濡れ衣を着せられ、冷酷皇子に婚約破棄されて処刑される人生を99回ループしてきた公爵令嬢アルフィーナ。しかし100回目の今世は真の力に目覚めてしまい、周囲の人間の“心の声”が聞こえるようになってしまってさぁ大変。
冷酷皇子や隣国王子に「実は超愛してた!」とか聞かされたり、聖女の醜い正体を知っちゃったり、ああっもう!「超絶愛されモード」なんて知りません、聖女に一発やり返したら国外逃亡しますので、皆さんついてこないでくださいね!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバサ
11
安心の裕時悠示先生。令嬢モノで死に戻り設定を上手く扱って、ユーモアがありつつも締めるところは締めている。主人公のアルフィーナが無鉄砲な部分はありつつも自分を貫く生き方をしていたからこそ、周りの男達を惹きつけるのも納得。悪役である、聖女を上手く扱っていて、盛り上がって円満に終われていた。続きが出るならば読みたいな。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/10/07/2100002022/10/07
半熟タマゴ
10
100回目の人生で不思議な力が目覚めた公爵令嬢･アルフィーナのやり直しファンタジー。主人公がとにかく明るく前向きなので99回も処刑されてるのに悲壮感が全くなく、最初から最後まで楽しんで読めました。心の声が聞こえるようになって実はアルフィーナが皆から愛されていたとわかるのが面白い。章の間に収録されている各キャラのエピソードで、どういう風にアルフィーナのことを想っているのかが明かされる構成なのも良かったですね。この1冊で綺麗にまとまっているけれど、続きが出るなら読んでみたい。2022/10/08
はる
9
ブタさん聖女に騙され99回殺された令嬢が100回目で真の力に目覚めて大変なことになる話 じつはみんなアルフィーナが大好きだったというツンデレが判明して全体的に知能指数が下がってやばかった。ブタさんが無駄にしぶとくて首ぽーんされて良かったよとても面白かったです。2022/10/09
オ・ノーレ
5
99回もループした割には知能指数が低すぎると思ったら周りの男たちもツンデレばかりでさらに知能指数が低かった。そして敵役となる聖女も実はブタであり本作の中で最もおバカであった。読書するために必要な偏差値が低いのでお手軽にスラスラ読めた。その割に本音が聞けるスキルのおかげでキャラの掘り下げも出来ててちゃんと好感が持てるようになってるし、最後はちゃんと聖女に復讐を果たして円満に終了。要所要所のポイントは外していないので読後感はかなり良い。2022/10/10
リイエル
2
Web版未読。裕時悠示先生の作品は初めて読みました。ループものというより、心の声が聞こえるようになってそれを聞くと実は愛されてました系という感じ。もともとやりたかったことは前半半分ぐらいで、後半はなんか無理やり取ってつけた感があって、前半半分ぐらいをだいぶ引き伸ばして2巻に後半を持ってきてくれたほうが楽しかったかなぁと思いました。ループ要素もほとんどなくてループもののよさもあんまり生かされてなくて、前半でだいぶ面白かったけどそれだけの満足感で、肩透かしを食らった感じでした。作家名で期待しただけに残念…。2022/10/30
