内容説明
“台湾のダン・ブラウン”の近未来スリラー
2043年、ブドウを死滅させるウイルスが拡散を開始した。パンデミックが起きればワイン産業は死滅する。台湾発SFスリラー登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
12
『この事件は永遠に解決しない。少なくとも公平、 正義、法律というルートから解決することはないってね。 そうだろ。 法を定め、執行し、世論をコントロールし、どちらが正義かを決めるのは彼らだ。 (p228)』赤木さんの裁判を始め文章としてそのまま日本に当てはまるように見えてこんな陰謀論めいた説明が!なんて考え出したら切りがない。とっとと下巻に進もう!2022/12/04
たこい☆きよし
2
そういえばちょっと前に噂になっていたワインパンデミックSF(?)。ワインの蘊蓄はソムリエ試験レベルで、知っていて読むとよくぞここまで…という感じだけど、知らない人でも呪文のように読み流せる書き方かな。面白いのは、起点となる年、その社会情勢そのものが2025年くらいから始まっていて、仮想の近未来に対してさらに仮想のシチュエーションを重ねているところ。ただ、2018年刊で仮想の近未来の背景にコロナ禍が含まれていないのは、該当箇所は数箇所なので今後改訂してもいいかもしれない。2023/03/30
みさこ
1
それほどワインのことに詳しくなくてもそれなりに楽しめたけれど。でもちょっともやもやする…2023/04/07