内容説明
「ちょっと感慨に耽っていただけ……私の部屋も、随分賑やかになったな~って」
夏休み最初の日、海鳥の部屋で開催されたお好み焼きパーティー。しかしそれは、やはり奇妙奇天烈な事象の入り口に過ぎなかった。
焼きそばと白ごはんのおかげで、現状が相当ヤバいことに気づいた海鳥たちは、すぐさま対策を練り始める。それは具体的には、でたらめちゃんの動画配信と、夏祭りへの出店準備だった。
兵庫県、ご当地グルメ、里帰り、そうめんを啜るお嬢様、服をちゃんと脱がない筆記用具、海鳥と奈良のはじめての××……そして遂に現れる、『あの男』。
奇妙奇天烈青春ストーリー、いつの間にやら夏休みな、第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
44
電子書籍にて読了。相手を気に掛け思うため距離を開けすれ違う、すれ違い大戦開幕・・・今回の嘘含め。嘘を付けない体質のため他者との距離を取ってしまう海鳥の後ろ向き受け待ち思考が深掘りされる分、なんとも言えない。その向き合い方と復縁がきっちりしてる分、神戸グルメが加古川に奪われるその動機のしょうもなさと自業自得のオチのギャップが・・・(いやだからこそこの巻のシリアス要素に負けなかったのか。かつめしは美味しそう)。とりあえず、叔父一家今回の嘘に関係するかなーと思ってたらまったく関係なかったわ(笑)。2026/04/29
Porco
19
でたらめな能力を使いアホな動機でバカげた状況を生み出すというのが本シリーズの特色。第一巻では西尾維新っぽいと感じたが、二,三巻のヴィラン役の動機はクレヨンしんちゃんの劇場版の悪役みたいだなと… 東月の自覚的に人を愛すことができない(諦めている) ことが、自分に価値がないと感じると他人を愛することに躊躇したり臆病になったりする、自己価値の欠如のものだったり、母親の思わず読み飛ばしたい欲に駆られる話し方だったり、加古川の馬鹿さ加減に印象持っていかれやすいが、妙にメンタル案件の描写に説得力がある巻だ。2025/09/11
真白優樹
12
夏休みとなり東月と芳乃が東月の母方の実家へ向かう中、姫路名物が加古川名物となる嘘が発生する今巻。―――歪で不器用、それは連綿と受け継がれていく血の繋がり。 嘘殺しの面白さを一旦置き、東月の家庭事情に触れると共に芳乃との絆に触れる巻であり、友達ではなく仲良しだからこその歪な絆で繋がる二人がぶつかり、普通じゃない方法で仲直りする、まさかのガルコメ要素まで入れていく巻である。関係が更に絡まる中、東月が出会ったのはあの男。果たして彼が起こそうとする祭りとはどんなものなのか。 次巻も勿論楽しみである。2022/09/27
碧海いお
10
3巻目になりますが、話の展開が全く読めないというのは相変わらずでした。表紙の通りに夏祭りですが、やっぱり複雑。奇妙過ぎて感想が書きにくい。2022/10/18
半熟タマゴ
10
行き過ぎたご当地グルメ愛が世界を狂わせる。今回の〈嘘憑き〉もぶっとんでた…。独特な世界観を貫きつつも、今巻では海鳥と奈良の関係にしっかりスポットを当てているところがかなり良かったですね。海鳥の生い立ちや家族のことが明かされる重要な回でもあったので、今後の展開がますます楽しみになりました。2022/10/12




