内容説明
〈怪物〉からの3つの課題。
おぞましいゲームが幕を開ける!
失敗すれば娘の命がない――残酷な課題にどこまで耐えられるか?
セビリア学芸協会文学賞受賞作家、待望の最新作!
〈怪物〉を名乗る何者かに娘を誘拐されたディエゴ。犯人は小説と同じように、娘の命を助ける条件として3つの課題をディエゴに突きつける。小説の中でその残酷な課題をやり遂げられた父親はおらず、少女たちは拷問のすえ無残に殺されていった─いったい誰が、なぜ今ごろになって〈怪物〉を模倣するのか? ただの愉快犯か、それとも……。謎が謎を呼ぶなか、ディエゴは戦慄のゲームに立ち向かう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キナコ
16
一気に上下巻読了。誘拐犯からの要求でメディアのもとでの拷問もあるが、皆誘拐された娘を心配しつつも心のどこかで楽しんでいるかのような様が人の悪意をより表現していると感じた。 犯人側の心理描写もあるが、底無し沼に嵌まるかのように抜け出したくても抜け出せないのが伝わってくる。 久しぶりに読んだ海外作品の中でも印象に残った作品かな。2023/02/01
井戸端アンジェリか
11
タイトルに「ゲーム」が付いているとついつい衝動買いをしてしまう、デスゲーム大好物なワタクシです。〇〇を頬張る父にオェップ…。久しぶりにキター!ブラボー‼ でも、時々例えで挿入される父の小説の方がよりエゲツなくて、そちらをガッツリ500ページ程読みたいのよね。とっても気になった拷問具を途中で画像検索して楽しみました。2023/07/02
ヒサヒサ
3
時間があれば読んでみてください。2023/04/01
watcho
2
83点2022/12/11
烏男
2
★★★★2022/11/27