内容説明
イギリスの出来事が、その先の未来と、今の壊れた日本を予見する。ロックと英国の社会・政治を斬りまくる初期エッセイ。『アナキズム・イン・ザ・UK』の前半部に大幅増補。著者自身が体験してきた移民差別と反ヘイト。拡大するアンダークラス。イギリスの音楽から労働者階級のプライドを自覚した著者にとっても、音楽と政治は切り離せない。
目次
文庫版まえがき/第1章 アナキズム・イン・ザ・UK/出戻り女房とクール・ブリタニア/フディーズ&ピストルズ随想/勤労しない理由──オールドパンクとニューパンク1/勤労しない理由──オールドパンクとニューパンク2/HAPPY?──パンクの老い先/フェミニズムの勝利? ふん。ヒラリーは究極のWAGだ/ザ・ワースト・マザー・イン・ザ・UK/孤高のライオット・ガール/Atrocityについて。しかも、まじで/雪と学生闘争。そしてジョニー・マー/モリッシーのひねり。それは学生デモ隊に何よりも必要で/ポリティクスと定規の目盛り/Never Mind The Fu**ers/怒りを込めて振り返るな。二〇一一年版/石で出来ている/愛は負ける/モリッシーのロンドン五輪批判発言の「痛み」/イミグランツ・イン・ザ・UK/アナキーな、あまりにアナキーな(現実)/仮想レイシズム。現実レイシズム/ヘイトフル/死ね。という言葉/墓に唾をかけるな/ストリートが汚れっちまった悲しみに/ファーギー&ベッカムの時代/ロイヤル・ベビーとハックニー・ベビー/WBS(悪くて、バカで、センチメンタル)/ジェイク・バグ/第2章 音楽とポリティクス/インディオのグァテマラ/キャピタリズムと鐘の音/淫らなほどキャピタリスト。の時代/移民ポルノ/ウヨクとモリッシーとサヨク/ヤジとDVとジョン・レノン/女の一生とカップ・オブ・ティー/シャンパンと糞尿/JE SUIS 移民/左翼セレブたちの総選挙/音楽とポリティクス/ヨーロッパ・コーリング/パンと薔薇。と党首選/花と血の時代/バンクシー、バーチル。そして二〇一六年/単行本のあとがき/文庫版あとがき/解説 平井玄
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