内容説明
こここそが本物の世界、“暗黒の塔”へと到る唯一の現実だった!スザンナの安否に焦燥しながら、追跡行をジェイクとキャラハン神父に委ねたエディは、ローランドとともに1977年のメイン州に飛んだ。そこで彼らは、衝撃の人物と出会うことになる…。一方、スザンナ/マイアとの距離を縮め続けたジェイクらが陥った危機とは。完結目前の驚愕と絶望、ついにすべての謎がここに出揃う。
著者等紹介
キング,スティーヴン[キング,スティーヴン][King,Stephen]
1947年メイン州生れ。貧しい少年時代から恐怖小説を好む。高校教師、ボイラーマンといった職業のかたわら執筆を続け、’74年に『キャリー』でデビュー。好評を博し、以後『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを生み、“モダンホラーの帝王”と呼ばれる
風間賢二[カザマケンジ]
1953年東京生れ。武蔵大学人文学部卒業。『ホラー小説大全』で第51回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
128
いよいよスザンナが出産するということでさらなる謎が、ということと、いよいよ御大の作品などが出現して日記らしきものもあったりで、もう作者は楽しんでいるとしか思えない感じです。この決着はどのようにつけていくのか最後の第7部を早く読みたい気持ちでいっぱいです。2016/07/21
ぐうぐう
31
ついにスティーヴン・キングと対面を果たすローランド達。そこでローランドは、自分達がキングにより造られたキャラクターであることを確信する。ところが『ダーク・タワー』という物語は、とてつもなく広く深い。作者・キングを飲み込み、キングを重要な登場人物とすることで、虚実を一体とする。そして驚きの展開が待ち受ける。『ダーク・タワー』の中でキングは、1999年に死ぬのだ。しかし、その死因が散歩中にヴァンに轢かれたことによると知る時、虚実はさらに溶け合っていく。(つづく)2021/06/16
あっちゃん
24
どうなるんだぁ?という所で本編終了(笑)毎度の事ながら上手い!しかし、今回は作者さん登場人物としてガンガン出てるし、結構内輪ネタも言ってる!しかも死んでるし…(  ̄▽ ̄)2017/01/02
トムトム
18
作者が登場。妙にリアルというか、フィクションに感じないというか。信じる自分は素直で良い子だと思った2019/08/12
SINKEN
14
【総評】★★★☆☆【感想】マイア/スザンナ/デッタの会話部分がちょっと読み辛かったかな。でも、相変わらずテンポよく、スザンナの妊娠の謎がだんだんと明らかになってくる。エディとローランドは作者であるS・キングと会って話をする。しまいには作者の日記まで出てきて、現実なのか虚構なのかファンタジーなのかメタフィクションなのか、混沌としてきた。この人の作品は大体こんな感じなのかしら。。。残り3巻、すべての謎が解き明かされるのだろうか?そろそろSFが恋しくなってきた。2017/11/12