内容説明
世界中を驚かせたホモ・フロレシエンシスの発見。それは新たな人類なのか、単なる小頭症の現生人類なのか。ルーシーや北京原人など、さまざまな初期人類との比較や、最新の分析技術の成果から、彼らの正体に迫る。大きな動物は小さく、小さな動物は大きくなるという、「島の法則」の作用は、人類にもおこりうるのか。しかし、激しい論争の渦中、骨は論争相手のもとへ…発見後の混乱を乗り越えて当事者である著者が挑む、ホモ・フロレシエンシスと人類の進化・拡散の謎。
目次
第6章 よみがえる初期人類たちの姿
第7章 「島の法則」という進化の不思議
第8章 世界はホビットに息をのむ
第9章 奪われた人骨と論争の行方
エピローグ
解説 ホモ・フロレシエンシス調査研究のドラマ
著者等紹介
モーウッド,マイク[モーウッド,マイク][Morwood,Mike]
考古学者。オーストラリア・ウーロンゴン大学教授。インドネシア・オーストラリア共同調査チームを率い、ホモ・フロレシエンシスを発見する。2004年にnature誌に発表され、人類進化上の大きなニュースとして世界中に衝撃を与えた
オオステルチィ,ペニー・ヴァン[オオステルチィ,ペニーヴァン][Oosterzee,Penny van]
作家。“The Story of Peking Man”“Where Worlds Collide:The Wallace Line”などポピュラーサイエンス書を多数執筆
馬場悠男[ババヒサオ]
国立科学博物館人類研究部部長。東京大学大学院理学系人類学博士課程中退。医学博士。専攻は人類形態進化学
仲村明子[ナカムラアキコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takeapple
鐵太郎
新平
aki
プラス3
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