集英社文庫<br> ナポレオン 2 野望篇

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader

集英社文庫
ナポレオン 2 野望篇

  • 著者名:佐藤賢一【著】
  • 価格 ¥1,221(本体¥1,110)
  • 集英社(2022/09発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087444100

ファイル: /

内容説明

1796年、26歳のナポレオンは、イタリア遠征で数々の歴史的勝利を収めた。パリに凱旋し、次に向かったのはエジプト。灼熱の砂漠を行軍し、華々しい勝利と手痛い敗北を繰り返す中、ナポレオンはイギリスやロシアをはじめとする諸外国が対フランス大同盟を結成し、フランス本国が危機に瀕していることを知る。――フランスを救えるのは、俺しかいない。急遽帰国したナポレオンはクー・デタを起こし1804年、34歳でついに初代フランス皇帝の地位に就き、ヨーロッパ諸国との全面戦争へ突入してゆくのだった。第24回司馬遼太郎賞受賞作。激動の第2巻!

目次

第1章 冒険
第2章 エジプト
第3章 権力
第4章 戴冠
第5章 覇業
ナポレオン関連年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

83
ナポレオンの第2巻目でナポレオン一番の興隆期でしょう。さまざまな有名な人物も出てきます。その他にもナポレオンの部下や家族のことなどが本当に詳細に書かれている気がしました。1巻目の表紙も有名ですがこの表紙の絵もサン・ベルナール峠越えの絵で非常に有名です。本当は皇帝にならない方がよかったのでしょうが(わたしの私見)、周りから持ち上げられた部分も大きいのではないかと思います。2022/09/25

おにく

33
エジプト遠征を勝利に導き、一時、占領の危機にさらされたフランスをイギリスとの講和へと導いたナポレオンは英雄と讃えられ、初代皇帝へと上り詰める。その勇気と決断力は誰もが認めるところですが、その内面は、人の上に立つ者の孤独が感じられる。様々な感情に揺れ動きながら、人前では確信をもって命令を発する。そうした姿に、ナポレオンとまではいかなくとも、人を動かす立場の人は大いに賛同できると思う。ただ、皇帝になった後、ナポレオンの心情が徐々に読めなくなっていくのは、彼が周囲を遠ざけ、転落していく前兆なのだろうか? 2022/12/21

Y2K☮

28
表紙に使われたダヴィッドの絵が好き。写真立てに入ったものを部屋に飾っている。アルプス越え(実際は白馬ではなくラバに乗っていた)もエジプト遠征も、ナポレオンならではの迅速な動きと当意即妙の戦力集中が功を奏した。世界史の教科書で目の当たりにし、響きがクールで覚えているアウステルリッツの三帝会戦はまさに最高傑作。皇帝就任には疑問しかなかったが、本作のおかげで事情を理解できた。しかし戦勝で出世を遂げた身とはいえ、戦費で招いた経済危機を賠償金で解決するためにさらなる戦を求めるのは、さすがに先が見えている。転落篇へ。2025/06/17

まーみーよー

22
まあ面白いのだけど、長い。それぞれエピソードが時系列順に詰め込まれて途中で年表を読んでいる感覚になってしまう。そうなると感情移入ができなくなって眠くなってくる。ナポレオンに関しては人物描写もしっかり描いてあるのにエピソード多すぎだからか?それでも、クーデターやアウステルリッツの戦いあたりは面白く読めているのだが。あと数百ページ、頑張るかと書いている時点で半ば完読の義務感になっているような?2023/01/26

タッキー

15
この巻は、ナポレオンが権力者に。冒頭、まずはエジプト遠征。せっかく学者を連れていくことを書いているなら、ロゼッタストーンの発見も書いて欲しかった 。その後はいろいろあってそれなりに面白いのですが、あまりエピソード的なものがなく、上辺をさあっーとなぞっているだけで、メリハリがないような気がしました。もっと戴冠の場面とか、しっかり書いて欲しかったなあと思いました。藤本ひとみさんのナポレオンの方がここまでは上かと思いますが、最後の転落篇でどうなるか、楽しみです。2022/12/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19922549
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数3件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす