内容説明
カウンセリングや心理療法が注目を集めているいま、日本の第一人者が、その原点にあるユングの考えを紹介しながら、心理療法とは何かを、わかりやすく説く。心はなぜ病むのか、どうすれば癒えるのか……から、夢分析とは、箱庭療法とはどういうものか……まで、心の問題についてはもちろん、生き方を考えるヒントもちりばめられている。「たましいの医者」ユングがめざした心の手当てとは!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうじぃ
4
時間はかかったが、なんとか読み終えた。難しいが、いろいろ勉強になった。心の病の奥深さを教えてもらった。まだまだ理解は浅いと思うが。2019/06/20
rakim
4
心理学というものは近年の脳科学や新しい哲学や臨床精神学と相互に絡んで一時期より進んできた(というか変化したというか)のだと思う。ユングがもてはやされたのはあの時代だったから?とも思う。人を知るということは結局は自分を知ることにほかならないんだから。2013/03/15
borug
2
夢や箱庭療法の専門的な話で、著者の本ではじめて読みにくかった。やはり語りの文章のがいいな。2016/10/22
χ
2
夢を無意識からのメッセージととらえることは人生を豊かにするのでは。今はそんなことを漠然と思うだけ。なんのために勉強するのか。専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するにものごとを自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。2011/07/16
ryuetto
1
河合隼雄氏が亡くなったと聞いたので、追悼の気持ちで積読本を整理。 しかし、改めて読み直すと、昔は好きだった夢分析とか箱庭療法の話もちょっとうさんくさく見えてしまったのが正直なところ。 この本は特に、心理療法を勉強する人のための本・・・みたいな部分もあるから、ちょっと読みにくかったです。2007/09/13