実験医学増刊<br> 自己免疫疾患 層別化する新時代へ - 臨床検体のマルチオミクス解析、腸内細菌によって見え

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実験医学増刊
自己免疫疾患 層別化する新時代へ - 臨床検体のマルチオミクス解析、腸内細菌によって見え

  • 著者名:藤尾圭志【編】
  • 価格 ¥5,940(本体¥5,400)
  • 株式会社羊土社(2022/09発売)
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  • ISBN:9784758104050

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内容説明

自己免疫疾患は近年,ヒトデータのマルチオミクス解析,腸内細菌研究などから病態を形成する様々な要素が明らかとなっています.これらの最新知見から,疾患ごとの治療応用,層別化への展望まで,幅広く解説します.

目次

序にかえて─拡がる免疫学のフロンティア

第1章 精密医療を目指したマルチオミクス解析によるアプローチ
1.免疫担当細胞のトランスクリプトームとゲノムからの自己免疫疾患の層別化
2.ヒト・微生物のゲノム情報から自己免疫疾患を紐解く
3.東アジア人・日本人特異的自己免疫疾患遺伝素因
4.メタゲノム解析からの層別化医療への展望
5.分子的寛解を基盤とした関節リウマチの層別化医療
6.イムノフェノタイピングによる自己免疫疾患の層別化医療
7.ミトコンドリアによる炎症制御と自己免疫疾患
8.遺伝性免疫疾患研究から展開する精密医療

第2章 自己免疫疾患の基盤メカニズムの最新知見
1.中枢性免疫寛容と自己抗原多様化機構
2.末梢性免疫自己寛容と自己免疫疾患
3.免疫チェックポイント分子と自己免疫
4.免疫寛容の分子基盤とその破綻による疾患
5.ヒトT follicular helper細胞の分化,成熟,機能維持機構―ヒト自己免疫疾患治療ターゲットとしての考察
6.自己免疫疾患におけるperipheral helper T細胞を起点とした末梢組織の獲得免疫
7.自己免疫疾患におけるメモリー様B細胞制御
8.ゲートウェイ反射による自己免疫疾患の制御
9.疾患特異的マクロファージの機能的多様性―線維化にかかわるマクロファージと非免疫系のクロストークの研究
10.多様な疾患におけるILC2の役割
11.自己免疫疾患の治療標的分子としての転写因子IRF5
12.免疫寛容の破綻による自己抗体の新たな産生機構

第3章 自己免疫疾患の特異的病態経路の解明
1.希少ヒト疾患の遺伝子変異の機能解析
2.自己免疫疾患におけるⅠ型インターフェロン産生経路
3.RNA制御とⅠ型インターフェロノパシー
4.自己免疫・自己炎症性疾患における体細胞変異―VEXAS症候群を中心に
5.関節リウマチにおけるシトルリン化タンパク質とその役割―ITIH4を一例に
6.全身性エリテマトーデスにおけるNETの役割
7.免疫学的治療の有効性からみえてきた炎症性皮膚疾患におけるサイトカインの役割
8.自己免疫疾患における新しい自己抗体測定系とその活用
9.生体イメージングが照らし出す臓器炎症プロセスの実態

索引