東洋文庫<br> 新訳 ラーマーヤナ 7

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東洋文庫
新訳 ラーマーヤナ 7

  • 著者名:ヴァールミーキ/中村了昭
  • 価格 ¥4,400(本体¥4,000)
  • 平凡社(2022/07発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
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  • ISBN:9784582808384

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内容説明

ラーマがシーターを奪還しアヨーディヤーに帰還、王位について、ヴィシュヌ神として天上に昇るまでを語る。『ラーマーヤナ』全7巻のサンスクリット原文からの初めての邦訳、いよいよ完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

66
最終巻。前半はラーマが倒したラーヴァナの悪行が、後半はラーマの治世に差し込む形で神々や王、聖仙たちの物語が語られます。後世に付け足された1巻とこの最終巻は他の部分が持っている大らかさ、自由さ、鮮やかさが幾分か薄まるように感じるのですが、後半の挿話は独立した物語としても楽しめて、これはこれでページを捲る手が止まりません。何より、作者ヴァールミーキも登場する1巻と最終巻は物語の枠的な機能も担っていて、おかげでそこに閉じ込められた古代インドの人々の理想や倫理や世界観、奔放で豊かな美意識を心ゆくまで楽しめました。2022/12/06

NAO

61
1巻と7巻は、もともとの話にあとから付け加えられたものだと言われている。一度は自らの純潔を証明して見せたシータだが、その場にいなかった国民たちに疑われ再度証明しなくてはならなくなったというのが、女性の立場からするとちょっと悲しい。2018/02/20

roughfractus02

7
戦いの最中では、宇宙・自然・人間は従うべき「法」を乱す者たちを倒す合力となるが、戦いが終わると、宇宙・自然・人間は連携を緩めて互いの領域に戻る。双子を出産したシーターはも魔王に拉致された間の貞操を証明するために大地の女王を呼んで女王と共に大地に消える。神々は宇宙(天界)へ戻り、ラーマもビシュヌ神に戻って天界へ向かう。猿族は森に戻り、戦いの記憶をヴァールーミキ仙に物語の形で伝えられた双子は、人間界の領地を分割統治していく。後に付加された部分とされる本巻は、神話が人間世界にまだ息づいていることを示そうとする。2022/09/27

j1296118

1
ハヌマトは『マハーバーラタ』では「実は俺一人で全部何とかなったけど、ラーマという英雄を立てる事が必要だったので控えてた」と話してたけど、ヴァーリンとの時やランカー潜入中の一時期は全然そんな自己評価ではなかったなあ、まあ神話伝説にはよくある事か。 などと思っていたら予想外に「それはこういう事だ」解説話が出て来て驚いた事2014/06/26

christinayan01

0
昔の人が後から付け足したという7巻。そのためラーヴァナやハヌマトの生い立ちも紹介されている。 そのためラーヴァナの生い立ちなどが記録されている。最後になるにつれ急に宗教色が強くなったのも追記のせいかな? ヴィマナ(空飛ぶ乗物)で天界に向かう件なんかは聖書みたいなノリに見えた。 シータの最後の扱いはどうなんだろうと悶々としてしまったのが正直なところだが『法の厳守』を誇示するためには最初からこうなる運命なのかな。 とにかくインドラの矢を目的に読み出したわけですが本当に良い本に出会えたと心の底から思えた。2017/11/08

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