内容説明
「トルキスタンのギボン」と呼ばれたロシアの東洋学の泰斗バルトリドが中央アジアの古代から近代までを語りとおした通史。多様な民族、文化、言語、宗教が織り成す中央アジア史の基本書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuyuki Koishikawa
1
ウズベキスタンに旅行行ったので地名が知ってる所出ていて、あの都市こんなんだったんだみたいに読めた。2021/12/31
(ま)
1
トルキスタンのギボン2018/04/30
A.Sakurai
0
中央アジアの歴史の本を読むと重要な研究者としてバリトリドとトガンが必ず挙られている.トガンの著作はトルコ語で,英訳も見つけられなかった.バルトリドも邦訳は本書ともう一冊があるだけ.★バルトリドはロシア帝国末〜ソ連初期に活動したので中央アジアとロシア/ソ連との関わりについては同時代人だ.1巻は古代アケメネス朝からロシア保護国化までだが保護国化経緯はあまり触れられていない.この視点では2巻が主眼か.★イスラム文献が大量に使われて,文化史というだけに政治というより宗教や民族文化の社会への関わりがテーマのようだ.2013/05/06
コカブ
0
1章・2章の内容については『西域文明史概論・西域文化史』(羽田亨)もあわせて読むとよいとのこと(解説より)。2011/09/15