内容説明
凶事が続く後宮で廃妃が見たものは…。
夫である皇帝が起こした政変により、皇后の座を奪われ、廃妃として残虐な刑に処された美凰。万民の怨憎を一身に受ける美凰は、恐怖と苦痛の中で己のなかに眠っていた力を目覚めさせて不死となり、幽閉される。月日は流れ、息をひそめるように生きてきた美凰の前に、ある日、幼馴染みでもある新帝・司馬天凱が現れる。都に蔓延する奇病を鎮めるために美凰の奇しき力が必要だと天凱に告げられた美凰は、皇太后として後宮に舞い戻ることに。
そして二ヶ月後。事態をおさめ、後宮を去っていた美凰のもとに再び天凱がやってきた。懐妊した妃嬪たちが奇妙な石を産むという異常事態が、後宮で続いているというのだ。しかし、地方で蝗害が発生し、天凱は都を離れなければならない。そのため、美凰に事態の収拾を任せたいのだと天凱はいう。
天凱のいない後宮で怪異の調査を始めた美凰を手助けするのは、天凱の異母兄である白遠。十数年ぶりの再会を喜ぶ美凰と白遠だが、皇宮では白遠にまつわるよくない噂が流れていた。そして都を離れ、駆蝗に奔走する天凱は新たな災厄を目撃する――。
怨憎と混乱と悲しみの後宮史、第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
52
新刊。2年経ての続刊、嬉しい!前作より2ヶ月後、懐妊した妃嬪があっという間に出産するがそれが黒石である怪異に蝗害が重なり再び後宮に呼び戻される美凰。美凰は後宮を、天凱は飛蝗対処にと離れ離れに。ああ読み応えがあった。凶后がヴォルデモートみたいになってきた。笑 天凱の悲恋モードも見もの。白遠も切ないな。派手な戦闘シーン、特に妖鬼が美凰にあの手この手で迫る場面は手に汗握りました。美凰強し。数多ある後宮モノの中でもこのシリーズは夢見心地な雰囲気ではなく、役職も単語も世界観も後宮ものを読み慣れていないと難しいかも→2022/08/19
よっち
34
都に蔓延する奇病を鎮めた美凰。しかし今度は懐妊した妃嬪たちが奇妙な石を産むという怪事件が後宮で続き、再び天凱から協力を依頼される第二弾。同時に発生している地方の蝗害解決に尽力するため、美凰に後宮の怪事件収拾を任せたいと告げる天凱。天凱不在の後宮で怪異の調査を始めた美凰と十数年ぶりに再会した天凱の異母兄・白遠。複雑に絡み合う過去の因縁や、都を離れて駆蝗に奔走する天凱が目撃する新たな災厄があって、何とか乗り越えた先で垣間見る甘く切ないそれぞれの思いが何とも印象的でしたけど、それにしても凶后は諦め悪いですね…。2022/08/05
らび
26
美凰に安らぎの時は無いようです。廃妃となり不老不死の身を呪う間もなく繰り返される処刑と拷問。幽閉されても怯える日々。まん延する奇病を祓う為再び皇宮へ連れ戻されるも妃嬪達の懐妊と早すぎる出産、しかも6人共に「黒い石」を産み落とす。新帝・天凱と異母兄・白遠と共に原因を調べに奔走する。青い蓮、妖鬼の陰に凶后。美凰の体を乗っ取る執念に寒気がします。今回は何とか返り討ちにしたけど本当の戦いはこれからでしょう。2022/11/20
はなりん
13
シリーズ2巻。廃妃として幽閉されている美凰。後宮で妃達が次々謎の石を産むという怪異の為、再び皇帝の天凱に請われ皇太后として後宮に戻る。時を同じく地方で蝗害が発生し、天凱はそちらに赴く事になり、朝廷には天凱の異母兄白遠を管理者として呼ぶ事に。後宮の怪異と蝗害がどちらも繋がっていて、天凱と美凰が離れた事でそれぞれに苦戦することに。白遠が黒幕なのでは?と不安を煽られましたが、そうではなくホッとしました。いいお兄ちゃんでした。天凱、美凰の良き相談相手になりそう。宋祥妃のキャラも良き。天凱の美凰への想いはどうなる?2026/08/02
punto
6
この頃、中華といえば蝗害をよく見るなと思いました。彩雲国然り、薬屋然り。そして後宮もので陛下が好かれている確率、低いな...。一名出てきたけどすでに鬼籍。凶后が出てきそうで出てこない。しかし存在感がすごい。ヒロインが不憫すぎるので、何とかしてあげてほしい。2024/10/26




