内容説明
「いいの？ 現役アイドルを口説く絶好のチャンスだよ？」
人気アイドル立石蘭は、俺に対してやたらと距離感が近い。
眩しい笑顔でグイグイと迫られると俺こと、瀬武継陽の鈍さでもドキドキした。
そんな蘭は写真集の撮影で「夜虹島」に来ていたが、
突然彼女のレプリカが現れ怪我人が出てしまう。
蘭を守るために一日マネージャーを引き受けた俺は、意志疎通のとれないレプリカに翻弄され続けるが……。
「アイドルって残酷な仕事だね」
俺を誘惑する蘭の本音とレプリカが現れた理由を知った時、命がけの応援の先で待っていたのは──。
自分と向きあう、ちょっと不思議な分裂系（ギャップ）ラブコメ。第２弾。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
写真集の撮影で夜虹島に来た、継陽にやたらと距離感が近い人気アイドル立石蘭。彼女の前に突然レプリカが現れ、マネージャーが怪我してしまう第二弾。かつて自分が応援していた蘭を守るため、一日マネージャーを引き受けた継陽。眩しい笑顔でグイグイと迫る彼女の真意と、蘭本人にあまり意識を向けないレプリカの目的。継陽の過去の真相や虹の女神関連の掘り下げも絡めながら、それぞれの思いを知って落とし所を模索する展開でしたけど、自分のために奮闘する継陽見たらまあ惚れちゃいますよね…（苦笑）絶望的に鈍い彼とヒロインたちの今後に期待。2022/07/13
真白優樹
9
写真集の撮影で島を訪れた久良羽のかつての仲間、蘭が継陽に距離感近く迫る中、彼女のレプリカが事件を起こす今巻。―――秘めた後悔、抱えた思い。空へと返し、歩き出せ。 久良羽の場合とは違い本体に興味を示さず意思疎通も出来ぬレプリカに振り回される中、蘭の抱えた思いへと触れていく今巻。自分の過去とも向き合い少しずつ変わりだす継陽がファンの一人として、解決のために奔走していく、前巻にも増してちょっぴりシリアスな中に甘さが高まっていく巻である。果たして継陽の周りで深まる関係の行方とは。 次巻も須らく期待であるべし。2022/07/15
りのん
4
ビヨアイの現センターである蘭が夜虹島に訪れたり、そんな蘭のレプリカが現れて一騒動あったりの第2巻。久良羽が引退するきっかけとなった事件の当事者である蘭が抱えていた心の傷や、一年前の事故ふくめ継陽やアイラの過去などが描かれていて面白かったです。今回も見事なタイトル回収でしたが、駆け出しの頃から支えてくれて、事件で負った心の傷も癒してくれた継陽にはそりゃ惚れてしまいますよね。一年前に起きた継陽の感情喪失の事故も解決して、2巻で綺麗に纏まったように思いますが、続きがあれば是非読みたいです。2022/07/19
ひぃす
2
1巻の時点で2巻発売が決定していたこともあるのか、完全にここまでで一区切りという印象ですね。みんなが抱えているつっかえみたいなものがとりあえず取れて大団円ともいえるし、スタートラインに着いたとも言える、そんな感じ。そして、このタイトル、職業アイドルの久良羽と蘭だけでなく、悠帆・アイラまで含めた表現だったんですね。だとすると、今後続刊があるのであれば、悠帆・アイラを掘り下げていくことになるのかな。ただ、文体からすごく職業アイドルへの思い入れを感じるんだけど、その辺はどうなんだろう…。2022/12/12
XVR1113
1
開幕からのラブコメ感ながすこい！ いきなり馴れ馴れしいかもしれないが、蘭は以前から継陽のこと知っていて、遠慮なく絡んでくる 性格は久良羽とは真逆、アイドル特有の尊さを持ってるではなく、親近感が半端ない 仕事で島に来ているって言ってるが、裏にまだ何かほかの理由がある。その理由は？ あとがきには書いてないけど、普通に三巻読みたい！2022/09/18
