十角館の殺人(5)

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十角館の殺人(5)

  • ISBN:9784065278543

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内容説明

「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」で謎の死を遂げた建築家・中村青司が「島」に建てた十角形の奇妙な館を、大学のミステリー研に所属する七人――エラリイ、ルルウ、アガサ、カー、ヴァン、ポウ、オルツィが訪れる。到着した次の日、中央ホールのテーブルに「第一の被害者」「探偵」「殺人犯」……と書かれたプレートが置かれていた。誰かの悪戯だろうと目されていたが、続々と「被害者」が出てしまい、五日目の深夜……十角館は炎に包まれる。
一方、「本土」では、島田と江南が「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」の「真相」に辿り着く。しかし、青司の娘であり、海難事故に遭い亡くなってしまったミス研の元メンバー・中村千織の墓を訪れた二人は「あるもの」を見つけ、島田が気付きを得る。そして、江南の元に「合宿に行ったメンバーは全員死亡」の報せが……。

誰が、何故、どうやったのか。そのすべてが明かされる。

第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」、ついに完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

150
ついにコミックリメイクが完結!犯人は?事件の真相は?そして「壜」の行方は?…先日のトークショーで清原さんも語っていた通り、コミックリメイクを可能にした“アイディア”の物語上の必然性も含め、原作からの“改変”の理由と効果がことごとくハマっていて、もうこれは見事と言うほかありません!! 各巻巻末の4コマ劇場も、実は本編の内容を補完する意味合いがあった訳なんですが…5巻では原作で重要な意味を持つ「新歓飲み会」を描き、さりげなくパラレルワールドへ…!? これ以上のものは望めない“完璧”なリメイクです…必読ですよ!2022/06/22

さっちゃん

57
あの1行をどう表現するのか楽しみにしていたが期待以上! ブラボー! 衝撃の1行は美しく切ない1ページとなっていた。そうか、この時あの人はこんな表情をしていたのか。そんなことを感慨深く思いながらしばし手が止まる。これでとうとう完結。アレンジはあったものの、原作の良さはそのままだったし大成功だと思う。思ってはいたけど、やはりずいぶん忘れてしまっているのでシリーズ再読祭りやらねば!2022/06/19

しまふくろう

52
続けて購入。表紙とおまけ絵の江南が可愛らしくて大変良かった。 物語は一連の事件の真相と事の発端の真相の話。犯人の弱さと優しさゆえに犯行のたびに苦しんでいるのが可哀想な気もするが、真相が明かされてみれば何の罪もない人達を逆恨みで皆殺しにしたというファンキーかつデンジャラスな行動だったのが凄い。これは確かに自殺したくなる。 大変読み応えのある作品だった。次回作も楽しみ。2022/05/28

へいすけ

47
待ちに待った最終巻。原作で犯人は知っててもハラハラどきどきが止まらなかったです。衝撃のあの1行は見開き+1ページという漫画ならではの構成。髪型でモリスからヴァンに変わるとことか震えます。ほぼ原作忠実だけど金田一少年の犯人みたいに細かに犯行の様子を説明してくれてこれはほんとに『やることが多い』(笑)大切な彼女の死因が原作と異なっていたけどよりいっそう切なかったですね。原作でもなんか繊細そうなヴァンのこと好きだったけどコミック版でもヴァンは繊細なイケメンです。ずっとペアリングのネックレスしてるのに2022/06/22

スター

36
 ついに完結。普通に考えたら、この作品の漫画化は難しいだろうけど、上手くそこを表現していた。2023/12/27

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