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内容説明
大学での任務を成功させ、
仙台へ帰省した東儀ひろし。
小学生の弟・たけしと高校生の諍いを
機転により解決し、東京へ舞い戻る!
校内では各学部の自治会選挙が始まり、
左派内の闘争が過熱していく。
東儀たちが警戒を広げていく中、
革狼派を牛耳るチャンスを狙う公方は、
美智子にあるミッションを出し――!?
激化する学生運動はついに革命の狼煙へ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
28
暴力装置を自認する美智子。装置である限り、それを発動する人間の存在を必要とする。人が装置を必要としているのと同時に、装置が人を必要ともしているのだ。「革命は銃声から生まれる」公方の思想は、全共闘という巨大な波を起こしていく。暴力を肯定するその波は、結果的に感情を煽る。全共闘のうねりの、その発生と消滅の必然がそこにある。若者達の苦い季節、しかしまだ、それは始まったばかりであり、苦さよりも甘さが彼らの舌を今は占拠している。2022/06/14
コリエル
5
全国での大学全共闘結成のミニモデルが描かれる。暴力礼賛などの他に、特定のセクトに属さないノンポリ学生達が革命の熱に当てられ全共闘に参加したために、あのような巨大なムーブメントになったことが語られている。空疎だが爆発的な熱狂、闘争の季節が目前に迫るが、東儀と美智子はそれをまだ知らない。2022/07/15
こたつむり
0
リアルタイムで体験した人たち(60代?)を読者層として想定しているのか、各組織の特徴や方向性が説明されていないのでクライマックスのように「全共闘」と言われても重要性が分からず。また、大学生がヘルメットをかぶってゲバ棒を振り回すとか、当時としても異様な空気感だったと思うんだけど、そのあたりも伝わってこないです。2025/08/23
蝉、ミーン ミーン 眠ス
0
今回描かれている内容ではどちらかというと権力闘争を楽しんでいたように見えるけど、公方がどこまで本気で活動をしているのかが未だにはっきりとはわからない。2022/05/26




