内容説明
夜会で好きでもない男性に結婚を迫られ、襲われかけた没落寸前の伯爵家令嬢・フィオナは、何もなかったのに「ふしだらな令嬢」と噂されていた。
運よく未遂に終わったが、社交をする気にもなれず引きこもっていると、ある日王宮から突然、王太子・ルーク殿下の妾になるようにとの命令が。
「噂のせいで私には良縁も無理なはず。でも妾になれば、毎月のお手当がでる!そのお金で一人で生きていくために貯金しよう!」
そうして、金髪碧眼の見目麗しいルーク殿下の愛妾になったフィオナだが……。
妾というからには体目当てなのだろうと思いきやそんなことはなく、むしろ一目ぼれだと溺愛され!?
そもそも妾を取ったきっかけは、妃殿下の見栄!?
いったいどういうことですか!?
『妃殿下の見栄っ張りのせいで殿下の愛妾になりました。そして溺愛されました。(4)』には「第四章 事件と恋心」(後半)を収録
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