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内容説明
話は誰でもできる。だからこそ、上手に話すことは難しい。日常の座談では、何を、どう話すか。大勢の聞き手を相手にするときに気を付けておくことは。声の出し方、間の置き方はどうする？ 一人で喋るな、黙りこむな。お世辞、毒舌、愚痴、自慢は、やりすぎると嫌われる。ほら吹き、知ったかぶりは恥ずかしい。人生のあらゆる場面で役に立つ、“話術の神様”が書き残した〈話し方〉の教科書。（解説・濵田研吾、久米宏）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
70
かつて徳川夢声にはまり、その著作はほぼすべて、古本で読んだ私ですが。なぜかこの本が、再刊されて文庫に入り、夢声の代表作みたいに思われているとよくないと思います。講談社文庫で出ていた、『夢声自伝』が電子書籍だけで購入可能になっているようで、そちらを読んでもらいたい。2023/12/30
つねじろう
57
ほら美味しいお蕎麦ってそうでしょ？スルスル口中に入って来てそのあと香りがフワッと広がって喉越しも良いみたいな。まさにそんな文章が続きます。「難しい漢字の羅列をせずよく解るコトバのみで立派なハナシが出来るようになれば文化の向上に偉大なる効果を及ぼす」との考えに則った大変分かりやすい話術の研究解説書です。時代も感じさせますが一方でこれが70年前に書かれたものとは思えない瑞々しさを保ってます。流石話術の名人徳川無声。心の良い人は良い話しが出来るとか話術はマ術だとかその論も大変ユニークでなるほど感満載の良書です。2018/04/15
はまだ
39
この本を買ったのは、この春の異動先で4回ほど連続で、多くの人の面前で挨拶することとなり、その4回全部について、さざなみのような笑いしか起きなかったからではない。決してそうではない。買ってみただけだ。これは、さすがに古びていた。やむを得ん。こういうのは、どんどん変わるからですよ。この春の異動先で、4回ほど連続で、うっすらしたさざなみのような笑いしか起きなかったから買ったわけではないし。ぜーんぜんちがうし。あ？？なんや？？なんでこっち見とるねん？あいさつしてるから？スベってるから？？はい。★2.52018/04/15
ヨーイチ
35
徳川夢声、子供の頃から名前だけは知っていたが「何の人なのか」っていうのが分からない有名人だった。大きな柱として人気絶頂の活弁士で後はラジオの話術家。有名なラジオ番組・宮本武蔵は自分で吉川版を直していたらしい！今は放送作家の領分か。著作も多く、本書は最大のロングセラーとのこと、これは知らなかった。前半は話術ということを、分析、解説をして「ちょっとしたコツ」を伝授してくれたりして実用書の趣があるがあまり面白くない。昭和20年代では条件が違いすぎる。久米宏によると昔 、アナウンサーの必読書だった とのこと。続く2018/07/08
スプリント
16
文章が軽妙で読みやすい。話術のちょっとしたコツを知っているだけでコミュニケーションが円滑に進みますよね。参考になります。2018/05/05
