内容説明
リムの友人である商人の少女エリッサが誘拐された。ティグルとリムは、エリッサの手がかりを追って南国カル=ハダシュトに赴く。現地では国を統べる双王が亡くなり、七部族間の抗争が激しくなっていた。運良くエリッサと再会を果たすティグルたちだったが、彼女は現地の騎馬部族の指導者――弓巫女となっていた。カル=ハダシュトに住まう神から授けられる七本の矢の一本をその身に宿し、己の運命も受け入れたエリッサは、ティグルとリムに共に戦ってくれるよう懇願する。しかしこの地では、かつて弓の王と名乗りティグルたちと戦った女、ネリーの影も見え隠れしていて……新たな地で紡がれる誰も知らない魔弾の王の伝説、開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
リムの友人である商人の少女エリッサが誘拐され、その手がかりを追って南国カル=ハダシュトに赴いたティグルとリムが、現地の騎馬部族の指導者・弓巫女に祭り上げられた彼女と再会する新章第一弾。カル=ハダシュトに住まう神から授けられる七本の矢の運命も受け入れ、ティグルとリムに協力を懇願するエリッサ。対立する部族一角犀との間で高まる緊張感、そして見え隠れする弓の王・ネリーの存在。様々な思惑も絡んだこれまでとは背景が異なるストーリーで、これから合流する戦姫の登場が今後の展開にどう繋がるのか、気になるところではあります。2022/02/07
彼方
11
リムの友人・エリッサの誘拐事件。更に弓の王の暗躍を探り、手がかりを追って舞台は南国カル・ハダシュトへ移るリム編・新シリーズ開幕。ティグルたちが巻き込まれてゆく七部族間の抗争、やっぱり現地で関係が構築されていくのは楽しいな…暮らしが全く異なる外国描写や成り立ち、それらが複雑に絡みあって紡がれる展開が面白い。特殊な七つの弓矢があれど、きちんと戦記していて今回は文句なしに楽しめました。ただネリーがキナ臭いのは…また魔物偏重になるのは勘弁してもらいたいですが、どうだろう…。あの戦姫も登場で、次巻も期待してます。2021/12/28
みどり
7
新章開幕とはいえ、リムとティグルの関係は継続。 双紋剣を手放してしまったリムが新たに・・・。と言う展開。弓の王とティグル。ティグルが「新たに弓の王になるか?」と言う展開なのか、今一つわからないけれど。 2021/12/29
ちゃか
5
『魔弾の王と聖泉の双紋剣』から一年後を描く新シリーズ。 リムの友人である商人、エリッサが誘拐された。それは彼女の親の出身である南国カル=ハダシュト関係者によるものだと推察され……。 さらに弓の王を名乗るネリーがカル=ハダシュトに向かったと思しき情報まで入って来て。 リムは戦姫エレンの命令を受け、ティグルを伴って異国の地へと赴くことになって。また異国の争いに踏み込むことになるティグル、引きが強すぎるな……。2022/12/04
Abercrombie
5
南大陸に舞台を移しての新章開始。目まぐるしいストーリー展開で飽きさせないが、双王の座を巡る七部族の争いって話では終わりそうもないな。因縁の弓の王は主人公の指南役的立場になってるし。まったく先が読めない。マゴー老のキャラが良いな。2022/02/05
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