内容説明
【電子版特典『ロメリア戦記』コミック付】
倒れたロメリア。動き始める強大な敵。
血風舞い散るガンガルガ要塞攻防戦。
六カ国連合軍と共に魔王軍と戦っていたロメリアだが、魔王軍の反撃により連合軍は敗北。撤退を余儀なくされた。撤退の最中、敵地からの唯一の逃げ道である橋が味方により爆破され、ロメリアをはじめ多くの兵士が敵地に取り残される。その中にはヒュース王子やゼファー、レーリア公女にヘレン王女といった連合軍の王族の姿があった。
ロメリアの活躍により、押し寄せる魔王軍を一時撃退することに成功したが、当のロメリアは負傷し意識を失う。残された兵士達は、ギャミ参謀の魔王軍に包囲され逃げ場はない。ロメリア二十騎士は祈るようにして彼女の回復を待ち続けていた……。
一方、魔王軍の本拠地ローバーンでは、長らく書庫に籠もっていたガリオスがついに動き始める。時を同じくして、ライオネル王国に残っていたアルとレイのもとに手紙が届けられ、二人もロメリアが負傷したことを知る……。
風雲急を告げるガンガルガ攻防戦。連合軍に勝ち筋はあるのか? そして、倒れたロメリアの運命やいかに?
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
18
相手の援軍が来て、退路を断たれてピンチだと思ったら意外とアッサリと危機を脱したと思ったら、、今度は相手の軍もさる事ながら、、しかも相手軍は危機的状況を脱した砦にいる軍もいる。そんな状況に太陽帝国の皇帝が来て援軍だと思ったら御家騒動を持ち込んで来た。それでも次期皇帝は踏ん張るが、、その目の前に不死身の魔王の弟が押し寄せて来た。って、、お前いつ合流したんだよ!?あとロメリアの両翼の2人も何処から湧いで来た??しかも最後はゴチャゴチャな状況になりながらも休戦協定を魔族達と取り決められたのも一歩前進か?2022/04/27
dorimusi
5
6か国連合軍によるガンガルガ要塞攻略戦の後半。そして決着。ちょっと予想外の決着。でも相手が魔族とは言え言葉が通じるんだし、よく考えればこれが一番普通の闘いの終わり方だなと。 今回は前巻ほど大技の戦術はなかったけど、それでもなかなかに戦況の変化に楽しめた。でも川を渡ってくるアイデアは予想できたことなので、そこはギャミも予想すべきでは?とおもったけど、砦の中の砦は面白いアイデアかなと。 まぁなんにしても楽しめたけど、1年に1冊以上は出して欲しい。。。2023/08/29
史
4
旗に集いし、頭で動かし。2022/08/04
osiripenpen0
3
最高!やっぱり戦記ものが好きだ。戦場を見通す優秀な指揮官にしびれる。この巻のテーマというか、たどり着いたところをラスト付近で主人公が語ることは、この作品を通して流れるすがすがしさを感じて味わい深い。一応の決着がついて続くの?これ以降も盛り上がれるの?と不安はあるけど続きが読みたい。もっと人気が出てもいい作品。2022/08/27
ten10tem
3
戦況が戦場で、本国や魔王領で幾度となく動き主要キャラクターの生死が危ういところが数多くありドキドキしっぱなしだった。 そもそもロメリア戦記が後日譚であるが、〇〇〇〇□□(ネタバレ回避)後の後日談も読みたい