角川文庫 香華宮の転生女官

著者名：朝田小夏【著者】

KADOKAWA（2022/03発売）

• ISBN：9784041121948

内容説明

「働かざる者食うべからず」が信条の苦労性貧乏OL・長峰凜、28歳。仕事も恋も、最近若干停滞気味。
ある日凜は、彼氏が親友と浮気をしている場面に遭遇する。
追いかけようとして車に轢かれてしまった凜は、目覚めると中国とおぼしき過去の世界に転生していた！
すぐ横には血まみれの死体。まったく状況が呑み込めずにいると、なんと殺人事件の犯人と間違えられ、投獄されてしまう。
窮地に陥る凜だが、時の皇帝の甥で武官である趙子陣（ちょう・しじん）に助けられ事なきを得る。
周囲の人の話から推測するに、どうやら凜は、自分と同じ名前を持つ宮廷女官・南凜（なん・りん）の体に転生してしまったらしい。
子陣の屋敷に居候することになった凜は、現世では全く役に立たなかった数々のスキルを使い、子陣や周囲の人を助ける。
その活躍ぶりが耳に入り、凜は皇帝の勅命を受けて香華宮で女官として働くことに！
裏ミッションとして、皇帝のスパイを命じられた凜は、宮中で数々の奇妙な事件に遭遇し……？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

転生するんならなにも血生臭い中華系に行かなくてもいいのに・・。店頭のウエディングドレスを見ていて恋人と親友がホテルに入るところを見てしまったんじゃそういう事もあり得るかと察しよう・・。転生先の義兄の子陣や養い親がいい人で良かった。この続きがあるようです・・読みたいが悩む。2巻だけ購入したら再読が・・

2024/06/05

[坂城 弥生]

転生ものは初めて読んだけど面白かった。

2023/02/22

[よっち]

現代社会のOL・凜が婚約者と親友の浮気に動揺して車に轢かれてしまい、中国とおぼしき過去の世界の宮廷女官・南凜に転生する中華風ファンタジー。いきなり殺人事容疑で捕まりそうになった南凜を救った皇帝の甥・趙子陣。彼の屋敷に居候することになり、現世では全く役に立たなかった数々のスキルを使って子陣や周囲の人を助ける凜が、噂を聞きつけた皇帝からの勅命で香華宮で女官として働くことになる展開で、開き直って宮中で賭け仲間を作ったりして情報収集したり、巻き込まれた奇妙な事件を子陣と一緒に解決する展開はなかなか面白かったです。

2022/04/13

[よっしー]

図書館で見かけ、手に取りました。婚約者と親友の裏切りを目撃してしまった所、異世界へ。異世界でも平穏無事な日々かと思えば、全くそんな事もなく…。元々の性格なのか、自ら危険な場面に踏み込むのは、読んでいてもヒヤヒヤでした。救世主がいるからこそ、出来るのかもですが。子陣とのやり取りは楽しいので、続編でも期待しています。にしても、現世の知識を活かした発明は素敵ですが、ある意味歴史を改変しちゃってますよね(笑

2025/12/23

[イカまりこ]

KU 地味に暮らしてたOLが婚約者と親友の浮気を目撃しちゃうとこからの転生。これ以上ひどいことある？ってとこだけど、転生先で拷問寸前。踏んだり蹴ったりすぎるw ヒーローが現れてからはかなりましになったけど、この人、ヒーローになるのかしら。一応義兄さまなのか。現代人の知識を使った発明はもっと見たい！クーデター目論む臣下がかなりヤバイ。こんなにガッツリ謀反狙うなんて、絶対失敗しちゃダメなやつなのに。ヒロインが転生したことで人生終わっちゃったな。二人の関係がどうなるのか楽しみに、続き読む。

2024/05/11