角川ホラー文庫<br> TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

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角川ホラー文庫
TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

  • 著者名:内藤了【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2022/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041114346

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内容説明

うら交番に行った警察官は1年以内に命を落とす――新人女性警察官・恵平と青年刑事・平野に残された時間はあと2ヶ月。そんな中、柏村が残した昭和時代の爪と毛髪のDNAが未解決の外国人失踪事件関係者のDNAと一致する。徐々に明らかになり出す、昭和と令和を跨ぐ事件の捜査……そして再び浮かび上がる、死体売買組織「ターンボックス」の影。時代を超えて非道の限りを尽くす組織の正体とは。大人気警察小説シリーズ、ついにクライマックスへ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

127
いよいよこの物語もクライマックスに突入。ちょいと長めのプロローグで忘れかけていた前作が蘇る。ありがたい!裏交番に行った者は一年以内に死ぬというジンクス。けっぺいちゃんもその運命だというのに、平野刑事の事ばかり心配してなんて優しい娘なんだと改めて思う。久しぶりの実家への帰省でリフレッシュも束の間、東京では新たな出来事が…。昭和から令和に継ぐ連続殺人事件の関係者のDNAが一致。そして、けっぺいちゃんと平野が見つけた世にも恐ろしい現場。時代を超えた「怪物」の正体がいよいよ次回の最終巻に現れるか。対決が楽しみ!2022/04/05

mint☆

108
シリーズ7作目。うら交番に呼ばれる理由はまだはっきりとはわからないけど、点と点が繋がってきていよいよクライマックスへ。序盤は地元長野へ帰省した恵平ちゃんのシーンに癒されていたのに後半は大変胸糞悪い事件で心が乱れた。そんなこと「TRACE」しなくていいのに。今回登場人物が一人減り残念だった。元信州人なので長野土産の説明が出てきた時に思わず頷いてました。次は最終巻「LAST」へ。2023/06/09

あっちゃん

103
いよいよ残り僅か、恵平の帰省から入ったので穏やか…と思いきや、さすがこのシリーズ、一気にグロく(笑)資料課の元刑事さんも話に加わりシリーズ最後の敵の外堀を埋めて捕まえる事が出来るのか?( ̄▽ ̄)2023/06/06

ま~くん

102
恵平と平野に残された時間は残り2ヶ月。昭和時代のうら交番へ迷い込んだ者は1年内に命を落とすというジンクスが。更に周辺の開発工事でうら交番へ通じる道も閉鎖されることになっていた。昭和時代の警官牧村が恵平達へ伝えたかったこととは。そして怪物とは誰なのか。殺人の痕跡を消してくれる犯罪組織の存在が少しづつ浮かび上がってくる。どうも次巻でクライマックスを迎えそうな感じだが流石に恵平は死なないよね。恵平をかばって平野殉職なんてのも止めてね。自分的に犯人には目星をつけている。最終巻?「LAST」が今から楽しみだ。  2023/01/27

Kazuko Ohta

98
“よろず建物”が終わり、“夢探偵フロイト”も終わったところへ、ケッペーまでラストに近づいているのがありありとわかる本巻はなんとなく切ない。以前、本シリーズも含めて内藤了の既刊を一挙に友人に貸した際、登場する食品や雑貨を集めて贈ってきてくれたことがあります。本巻はいつにもまして土産物の宝庫。みすゞ飴に雷鳥の里、大信州。根曲がり竹と鯖缶で味噌汁をつくるとは知らなんだ。もう会えなくなるかもしれない面々を想うとたまらなく寂しい。それにしても死体発見のシーンは相変わらずえげつなくて怯む(笑)。事件の解決を待ちます。2022/04/22

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