創文社オンデマンド叢書<br> 宮田光雄思想史論集5:近代ドイツ政治思想史研究

個数:1
  • 電子書籍

創文社オンデマンド叢書
宮田光雄思想史論集5:近代ドイツ政治思想史研究

  • 著者名:宮田光雄【著】
  • 価格 ¥8,855(本体¥8,050)
  • 講談社(2022/02発売)
  • ポイント 80pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

【内容紹介・目次・著者略歴】
本巻には、ルター、カント、ロマン主義に即して近代ドイツ政治思想の特質を探った、著者の研究初期から近年までの論考一二編を収録する。巻末には補章として、フンボルト財団研究奨学生「研究報告」のドイツ語論文を収載。本巻をもって〈宮田光雄思想史論集〉全八巻、ここに完結。

【目次より】
序章 思想史基礎概念
1 政治哲学 2 政治と倫理 3 抵抗権 4 寛容 5 ファシズム
I
1 ドイツ近現代史の中のルター像 神学的・政治学的考察
はじめに
一 近代ドイツ史の中のルター像
二 ナチ・ドイツ時代のルター像 《ルターとヒトラー》一九三三年
三 ナチ党リーダーのルター像
四 ドイツ敗戦後のルター像 《ヒトラーとルター》一九四五─四七年
五 おわりに 歴史的遺産の省察のために
2 カントの政治哲学についての一考察 ドイツ啓蒙主義の思想構造
はじめに
一 ドイツ啓蒙主義の一般的特質
二 カントの政治哲学 《フランス革命のドイツ的理論》
三 カントの政治哲学(続) そのドイツ的特質と限界
むすび カント哲学とドイツ啓蒙主義
3 ノヴァーリスの詩的国家論 初期ロマン主義の思想構造
はじめに
一 初期ロマン主義の思想的特質 《ロマン主義的イロニー》から《魔術的観念論》まで
二 ヴァーリスの詩的国家論
付論 精神と権力 近代ドイツ思想の構造的位相
II
4 近代化と文明化 D・ゼンクハース『諸文明の内なる衝突』を読む:
一 近代化による《諸文明の内なる衝突》
二 著者の研究足跡と平和構築の将来
付論 ドイツ国家主義の史的構造
5 近代デモクラシーの思想と制度
一 デモクラシーとは何か
二 基本的人権とデモクラシー
三 権力分立制とデモクラシー
四 代表議会制とテモクラシー
〔追記〕 《院外野党》運動の論理
6  現代都市と市民教育
一 現代都市と市民運動
二 市民教育の哲学
1) 啓蒙 2) 政治参加 3) 市民的不服従
三 市民運動と自己規律
III
補章 Die Struktur und Funktion des modernen Geistes in Deutschla. Ein Beitrag zur Frage der geistesgeschichtlichen Unterlage des Nationalsozialismus:…
あとがき 解説と解題に代えて
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

宮田 光雄
宮田 光雄 (みやた みつお)
1928年生まれ。政治学者・思想史家。東北大学法学部名誉教授。専門は、政治学、ヨーロッパ政治思想史。東京大学法学部政治学科卒。
二つの著作集がある。
『宮田光雄集 「聖書の信仰」』(全7巻 岩波書店)
「信仰案内」「聖書に聞く 説教選」「聖書を読む 解釈と展開」「国家と宗教」「平和の福音」 「解放の福音」「信仰と芸術」
『宮田光雄思想史論集』(全7巻+別巻 創文社)
「平和思想史研究」「キリスト教思想史研究」「日本キリスト教思想史研究」「カール・バルトとその時代」「近代ドイツ政治思想史研究」「現代ドイツ政治思想史研究」 7巻「同時代史論」「ヨーロッパ思想史の旅」。
訳書に、E・カッシーラー『國家の神話』A・ケーベルレ『キリスト教的人間像』K・フォルレンダー『マキァヴェリからレーニンまで 近代の国家=社会理論』(監訳)エーバハルト・ベートゲ, レナーテ・ベートゲ『ディートリヒ・ボンヘッファー』アードルフ・ケーベルレ『信仰の豊かさを生きる』ディーター・ゼンクハース『諸文明の内なる衝突』などがある。

目次

目次
序章 思想史基礎概念
1 政治哲学 2 政治と倫理 3 抵抗権 4 寛容 5 ファシズム
I
1 ドイツ近現代史の中のルター像 神学的・政治学的考察
はじめに
一 近代ドイツ史の中のルター像
二 ナチ・ドイツ時代のルター像 《ルターとヒトラー》一九三三年
三 ナチ党リーダーのルター像
四 ドイツ敗戦後のルター像 《ヒトラーとルター》一九四五─四七年
五 おわりに 歴史的遺産の省察のために
2 カントの政治哲学についての一考察 ドイツ啓蒙主義の思想構造
はじめに
一 ドイツ啓蒙主義の一般的特質
二 カントの政治哲学 《フランス革命のドイツ的理論》
三 カントの政治哲学(続) そのドイツ的特質と限界
むすび カント哲学とドイツ啓蒙主義
3 ノヴァーリスの詩的国家論 初期ロマン主義の思想構造
はじめに
一 初期ロマン主義の思想的特質 《ロマン主義的イロニー》から《魔術的観念論》まで
二 ヴァーリスの詩的国家論
付論 精神と権力 近代ドイツ思想の構造的位相
II
4 近代化と文明化 D・ゼンクハース『諸文明の内なる衝突』を読む:
一 近代化による《諸文明の内なる衝突》
二 著者の研究足跡と平和構築の将来
付論 ドイツ国家主義の史的構造
5 近代デモクラシーの思想と制度
一 デモクラシーとは何か
二 基本的人権とデモクラシー
三 権力分立制とデモクラシー
四 代表議会制とテモクラシー
〔追記〕 《院外野党》運動の論理
6  現代都市と市民教育
一 現代都市と市民運動
二 市民教育の哲学
1) 啓蒙 2) 政治参加 3) 市民的不服従
三 市民運動と自己規律
III
補章 Die Struktur und Funktion des modernen Geistes in Deutschla. Ein Beitrag zur Frage der geistesgeschichtlichen Unterlage des Nationalsozialismus:…
あとがき 解説と解題に代えて