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内容説明
――始まりますは、魑魅魍魎の極道譚。並外れた怪力を持つ異端児マルオは、暴力団「炎魔会」亡き会長の隠し子ウララに見込まれ“妖し者(あやしもん)”達の極道の世界へ飛び込んでいく。向かうは新宿歌舞伎町、揉め事の全てが“たいまん”で決まるこの街で、天下を巡る一大抗争が勃発する!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
51
怪力だけが取り柄のマルオを拾ったのは歌舞伎町を納めていた妖怪=暴力団の首魁の遺児ウララ・・・という序盤。マルオの妖怪すら凌駕する生体能力を“まれびと”とした設定は面白い。日本には妖怪退治をした人間離れした人物は確かに描かれている。そんなウララとマルオ、さっそくラスボス(?)である二代目炎魔会会長に遭遇してしまうのは、作者の計画通りなのか、早めのテコ入れなのか。まだまだ面白くなりそうな要素を沢山秘めている作品だろうから、これからに期待。絵は相変わらず巧い(グロテスクさも含めて)!2022/03/31
しぇん
21
少年漫画のヒーローに憧れて鍛え続けた少年は、人間の域にいなくなり、居場所もないところで妖のヤクザの抗争にまきこまれてと。まず、主人公が強いとか以前に頭がおかしいですね。バトルジャンキーという域こえてますが、生まれと育ちで仕方ない…?のかな。そんな次元ではないですが。続きが気になるといえば気になりますが、どうするかはそのときの気分で2022/03/09
トラシショウ。
18
「マゾじゃねぇよ・殴ったり殴られたり、そういうバチバチのバトルに飢えてる・人間のガキだよ!」。漫画の主人公の強さに憧れて鍛えた結果、人間凶器と恐れられる程の強さを得てしまったモブ顔の少年マルオ。ある日追っ手に追われる和装の幼女・ウララを助けるが、彼女は「妖し者(あやしもん)」=妖怪が頂点を統べる裏社会の伝説の組長の隠し子であり、その強さを買った彼女からその用心棒としての盃を交わす事に。かくして、人の身で百鬼夜行が犇めく極道の世界でのマルオの戦いが始まる。「地獄楽」作者の期待の新作(以下コメ欄に余談)。2022/03/06
歩月るな
15
完結が残念、とは言え出る限りは先も読み続ける。目の肥えた漫画ソムリエ諸氏がきっと色々言っているんだろうけれど、私個人が根本的な事に踏み込んだ事を言ってしまうと、この時点では、時代設定が問題である。理想が「ステゴロ」の世代である。だから「アバン流刀殺法」や「飛天御剣流」がまだ出てきていない。だから何だと言われても、困るのだが、あえて過去に立ち戻っている事の意味は受け止めたく思う。昔の作品を当時の空気を殺して現代設定にしてしまう作品をたくさん見て来たが、今ここが、平成初期でなければならない何かを見出せるか。2022/06/10
毎日が日曜日
10
地獄楽程の面白さを感じない。もう少し様子見。2022/03/06