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内容説明
【四挺の弦楽器と四人の弾き手の絆の物語】
カルテット結成を懸けて
天然素材奏者・朝倉てんが挑んだ
桃木プロジェクトのオーディション。
挑む課題曲はバッハのバイオリン協奏曲第1番。
出だしは上々。
だが、てんは彼の特質である“耳の良さ”が災いして
演奏を止めるという致命的なミスをおかしてしまう。
もはや、オーディション合格は絶望的な状況に………
そして惑いを抱える“元”天才少女・久保提凛音の
元には、ソリストとしてステージ復帰という
思いがけぬチャンスが舞い込んで来て…!?
一度は奇蹟のようなハーモニーを奏でた4人。
片田舎の町で出会った彼らの
カルテット結成という夢も、もはやここまでか…?
本格弦楽物語、人生を動かす第4巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
室田 尚子
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前半は凛音が「自分の人生を生きる」ことに気づくのがポイント。後半はてんの生い立ち、というかてんの母の話になるんだけど、じーちゃんがてんを離したがらないのは結局じーちゃんのエゴよね。てん母(=娘)のこともエゴから認められなくて、結局死んでからもエゴを離せない。みんな自分の人生を生きなきゃいけないのに、この人はいつもそれを他人に求めてばかり。寂しくて可哀想な人だとは思うけど、こういう大人に生殺与奪を握られる子どもはたまったもんじゃない。でもこの後はてんはしっかり自分の人生を生きられそうでまずはよかった。2022/02/12