- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
それぞれの音を求める、本格弦楽物語!
久保提凛音は、“自分の音”を探す少女。
かつては天才ヴァイオリニストと呼ばれ
10歳にしてプロオーケストラと共演するなど
華々しい道を進んでいたのだけど、
音を見失いステージに立てなくなって
母親の故郷である田舎町に逃れてきた。
朝倉てんは、“母の音”を探す少年。
山奥でちょっと偏屈な祖父と2人で暮らしていて
学校を欠席しがち。周りからは距離を置かれている。
誰も知らないけど、てんは繊細に音を聴きわける“特別な耳”を
持っていて、その耳で亡き母の音を探している。
そんな、あまりに育ってきた環境が違う2人が田舎町で出会う。
凛音が奏でるヴァイオリンの音に、母の音を見つけたてん。
その音に惹かれ、音を奏でる凛音に惹かれ、
自らもその音を出すことを願ったてんは
ヴァイオリンを手にすることに。
天才と呼ばれた少女と、ド素人の少年。
2人の2挺のヴァイオリンは、どんなハーモニーを響かせるのか?
“弓使い=ボウイング”が導く本格弦楽ジュブナイル、
注目の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぱちゃん@しばらく低浮上になりますが、元気です
23
ヴァイオリンの天才少女とされたが、スランプから田舎に越してきた凛音と、亡き母のバヨリンの音を追い求める少年てんのボーイ・ミーツ・ガール物語第2巻。てんは天性の耳を持っており、バヨリンの基礎を教えてもらっただけで、そこそこ演奏できるようになってゆく。しかし、この田舎の学校でカルテットを組む話はハードルが高いように思われる。そこにイケメンチェリストの五条がやってくる。五条は幼いころ慕っていた小野田先生を探していた。それが、この田舎の学校の音楽講師だったのだ。しかし小野田先生は男性である。BL要素も加わった。2020/12/19