酒処 春來荘日乗

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酒処 春來荘日乗

  • 著者名:丸岡九蔵
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 秋田書店(2022/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784253106856

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内容説明

大戦終わって15年。花の都の帝都の底で繁盛するは、ワケアリな女店主・お春さんが営む「酒処 春來荘」。美味しいお酒と肴に惹かれて今宵も様々な客が訪れるが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カナギ

5
大都会の歓楽街の片隅にある居酒屋春來荘(ハライソ)を舞台にした人情もの。こういう切り口もあるんだな〜、めっちゃ面白かった!SFな世界観も好みだし、登場するキャラも個性的な面々揃いだし、あと無性に一杯呑みたくなってくる。揚げたてのアジフライが食べたい!お春さんにあんな過去が…魔女のエピソードが切ない。氷屋の源さんとサイボーグの板さんの話も好き。時空がねじ曲がっちゃう話は如何にもSFっぽくていい。春來荘のほろ酔い人情譚、もっと読みたい。2022/04/16

辺野錠

5
居酒屋の人情ものと言うよくあるテーマにSF的なエッセンスを加えたのがとてもユニークで惹き込まれた。メカの体の板前、傭兵の夫婦、腕が兵器の元上官などそれっぽいガジェットが出て来るのが楽しい。その要素と人情もの要素が両立しているところも良かった。2022/03/27

sakaetakashi051

2
「大戦」が終わり復興した帝都の歓楽街の片隅にある居酒屋「春來荘」の女将・春と常連客たちの奇妙な日常を描く連作。読んだら一発で分かるが説明するのが難しく「西岸良平の三丁目の夕日&SF読み切りシリーズに真鍋譲治のキャラバンキッドとかドーラの世界観を混ぜてそれをビッグコミックスの深夜食堂風に仕上げてみました」とでも言うのだろうか。昭和平成令和の要素が妙な割合でごった煮になった漫画で、これを青年誌じゃなくて女性向けコミック雑誌に連載させている秋田書店は良い意味でどうかしていると思う。個人的には非常に気に入った。2023/03/15

じぇろポーta

2
作者得意の居酒屋SF人情譚。こっちの女将は元軍の特殊部隊出身ということで本人の戦闘力が高いのが特徴。あと浮いた話が出てくるのが女将じゃなく店員さんの方。元上官が追い続ける「部隊の仇」の話は彼女にとって戦争はまだ終わっていないてことの象徴かと思うけど、続刊出るみたいだしそのうち決着つくのかな。一度世界がぶっ壊れた終末後の未来と昭和の風情漂う下町の居酒屋のケミストリーが楽しい。楽しかった思い出をリフレインさせる(使い続けると当然バッドトリップする)危険薬物の話など小道具も良い。2023/01/26

かしまだ やこう

1
前作のうらまちさかばが大好きだったので読む。世界観は同じだけど、1話が長めになっていて嬉しい。5分アニメなどになって欲しい。梨江ちゃんの事は応援している。

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