内容説明
累計130万部突破『四日間の奇蹟』の著者・浅倉卓弥が描いた、渾身の浅倉版「平家物語」である『君の名残を』が装いも新たに復刊します。幼馴染みで、剣道部主将を務める高校生・原口武蔵と白石友恵は雨が降りしきる下校途中、忽然と姿を消してしまう。二人が目覚めたそこは平安末期、動乱の前夜だった……。現代の高校生が、突然、平安時代の末期にタイムスリップし、それぞれが重要な歴史上の人物として生きていく壮大な歴史ロマンスです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
27
流し読み。歴史の流れには抗えないというテーマだそうだが、歴史をなぞっているだけで面白味がなかった。主人公達は歴史を殆ど知らないので、流れを変えようという気持ちはあっても実際に抗ったりしない。歴史に残ってないが実は...という話もほとんどない。上巻の安徳天皇のところで少し期待したんだけど、後が続かなかった。2023/02/19
二分五厘
24
歴史は動き出す。義仲は軍を京へと進め、鎌倉を拠点とした頼朝は、義経を西へ送る。後の歴史の流れを知る読者は、これより積み上げる、英雄達の輝ける武勲とその先訪れる暗雲の未来に、ページをめくる手も滞る。彼等の活躍をじっくり読み通すために。そして巴と弁慶もまた歴史を知るが故に、自問自答を繰り返す。自分達がこの時代に送られてきた理由とは。この時代に生まれた人々、そして思いがけなくこの時代に放り込まれた三人。時代の要請に応えて、皆が精一杯生きて、生き抜いた末、流れ出す変革の刻。だけどそれはあまりにも切なく、哀しい。2023/09/08
assam2005
19
義仲の未来が徐々に不穏なものになっていく。義仲の未来を変えようとする巴の必死さが見ていて辛い。時代の中心となった為政者は歴史として美化され、敗北者は醜化される。学生の頃、授業で聞いていた話と違うじゃないか!消えていった者達の方が人間的であり、歴史上残った者達のサイコパスな面が隠される。色んな逸話をドラマ仕立てに組み立てられ、この作者さんの思い描いた世界の構想に固唾を呑む。こういう解釈があってもいいんじゃない?最愛の人の死を見るのと、自分の死を見るのと、どちらの苦しみの方が深いのでしょうか。2024/11/13
ほんメモ(S.U.)
16
上下巻通しての感想です。長かった〜!というか、私が勝手に時間をかけ過ぎてしまったのもあると思いますが…。タイムスリップ系の話によくあるパターンの、登場人物が『どうやって元の時代に戻るか』や『その世界のタイムスリップの仕組み』を探って、失敗を重ねながら無事に元通りになる、みたいな話とはまったくかけ離れており、上巻の途中あたりで「もしかしてこのまま帰らない感じ…?」と気づいて驚きました。もちろん理由あってのことで下巻で種明かしがあり、平家物語の時代に時代の転換点に流れを変えたものは何か、に注目した一冊でした。2026/04/05
奈良 楓
16
【とても良かった】● 「鎌倉殿の13人」を見ているとちょうど(2022.4)旬の話。 ● 高校生の同級生がふとしたことから巴御前と弁慶として生きることに。 ● 高校生のこの2人の行く末に驚愕する話。普通高校生たちにはハッピーエンドが与えられると思うのに、完全に裏切られる。その結末はとても切ない。2022/04/23
-
- 電子書籍
- 駆け引きの女神 第1巻
-
- 電子書籍
- お菓子職人の成り上がり~美味しいケーキ…




