まじめな会社員（２）

著者名：冬野梅子【著】

講談社（2022/01発売）

• ISBN：9784065264485

内容説明

コロナ禍における、新種の孤独と人生のたのしみを、「普通の人でいいのに！」で大論争を巻き起こした新人・冬野梅子が描き切る！　菊池あみ子、30歳。契約社員。彼氏は5年いない。いろんな生き方が提示される時代とはいえ、結婚せずにいる自分へ向けられる世間の厳しい目を、勝手に意識せずにはいられない。それでもコツコツと自分なりに築いてきた人間関係が、コロナで急に失われたら…！？　前代未聞の大バズを巻き起こした読み切り「普通の人でいいのに！」も特別収録。合わせてお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[yk]

いや、すごいなこの漫画。なんとも生々しいというか、ごく少数のキラキラな人たちを見ている一人間というところをネガティブだけじゃなく面白く読ませる！と思って読んでたけど、アレ？菊池さんだって田中さんだって、ここまで動けてる人たちって十分すごいぞ、と。サブカル好きな人って熱量がすごいから、もっと普通な僕みたいなのから見たら十分うらやましい人生だということを思った夜でした。続き読みます。

2025/04/15

[アンズ書店]

仲間になりたくて自分を抑えていたのに逆に気を遣われていた事に気が付いたり、自分が認められていないイライラが、頑張って無いように見えてしまう他者に転化されてしまったり、身に覚えのある共感性羞恥。読書会でただ新しい居場所を探しているだけなのに、業界の人にコネ作りかと警戒されるの妙に感情移入してしまった。ただ単純に好きな物の話で盛り上がりたいだけじゃんね(ため息)

2023/02/19

[みたね]

ネガティブループだ…優しく素直で朗らかにいればいいだけなのに、いろいろ理由こじつけて取り繕おうとして沼ってる感じが辛い…

2022/05/03

[もか_れる]

中崎いらっとくるなぁ。毎度のことながら脳内のざっくりイメージをざっくりのままビジュアル化するのがうまい。「まじめな会社員」タイトルって、人として至って普通ってニュアンスに捉えていたけど、ダサくて無個性という皮肉を込めているのかとこの巻を読んでなんとなく思った。

2022/02/08

[かえる]

まさかのコロナ禍を舞台にして始まった続巻。コロナありきで話を展開する漫画ってはじめて読んだかも。今巻も自意識が溢れ出てて、読んでてわーっとなってしまう。「誰かのいつメンになりたい」と奔走するも思うようには受け取ってもらえず噛み合わない会話が辛い。

2022/03/12