内容説明
自他共に認める社畜の藤村秋人は、何者かの陰謀によって逮捕され、世間から凶悪な殺人犯として罵られる存在となってしまった。そんな自分たちのボスである秋人を助けるため始動する『烏丸和葉ネットアイドル化計画』の全貌はいかに――!? そして、事件の背後に警察と陰陽師の関係性が浮かぶも、その陰陽師もまた一枚岩というわけではなかった。現在、陰陽師は右近たち『超常事件対策局』に属する者と、名家の陰陽師たちで構成される元老院の統制下にある『六壬神課』に属する者とで真っ二つに対立していた。はたして、秋人の無実をはらすことはできるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
秋人を救うために、鬼沼の主導で和葉のネットアイドル化計画が始まる中、二つに割れた陰陽師勢力の思惑が巡る最終巻。―――変革と謀略の先、たった一つだけ見出したものは。 それぞれの思いが巡り、占拠された東京を舞台にぶつかり合う中。秋人と「彼女」の間の別れと再会の描かれる、一種の感動的な展開がある巻である。手に入れた力でこの変わってしまった世界を乗り越えていく中。確かに少しだけ変わったものを手に、何処までも。この世界は確かに残酷かもしれないけれど、きっと彼等ならもう大丈夫だから。 うん、とても面白かった。2022/01/04
菊地
1
恩義ある人達の浪波節な展開と、掌返しの酷い露悪的な議員や民衆の対比。 うーん、主人公に足かせをかけるためだけの展開が頻出するので、なんかもどかしさが先立つ。 シリーズを通してダークヒーローじみたホッピーの勧善懲悪劇・進化能力者の活劇みたいな部分は好きだったものの、随所でバランスの悪さがあったし、この巻でのもどかしい展開及びラストの「ヒロイン」との展開もやや唐突に感じてノッテいけない部分は多かった。 正直シリーズを通して毀誉褒貶の激しいシリーズでしたね。好きなところは好きだっただけに惜しい。お疲れ様でした。2022/10/05
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