内容説明
自他共に認める社畜な藤村秋人が、連日の仕事に疲労困憊して、ようやく帰宅すると、庭にダンジョンらしきものが生えていた。テレビ番組の企画かと疑いながらも奥へと進んでいくとゴブリンに遭遇。それでも特に動じずに戦ってみたところ、普通に倒してしまって――!? その日を境に世界は変わってしまった。突如できたダンジョンからは、怪物が出現し、まるでゲームのような世界へと変貌したのである。そんな状況でも秋人は慌てず動じず、ダンジョンで淡々と修行をこなすことで種族進化を遂げ、最強への階段を上っていく!! 世界の変革を決定づけた危険な者たちが紡ぐ英雄譚、開幕！／第1回集英社WEB小説大賞大賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
突如として魔物達が現れ、旧来の秩序が崩壊しつつある世界を舞台に、冴えない社畜の青年がヒーローとなる物語。―――崩壊する世界に誰かの慟哭響く時、仮面のヒーローは駆けつける。 急速に崩壊しつつある秩序、その中で産声を上げていく異常者達。そんな世界で、青年が力を得てヒーローへとなっていく物語であり、崩壊する世界の緊張感と痛ましさの中に、ヒーローものの確かな熱さのある一度で何度も楽しめる物語である。力なき者は淘汰される新たな秩序が始まりゆく中、その手に力を持つ青年はヒーローになれるのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/11/27
尚侍
4
とっても面白かった。受賞作ということで全体的に荒削りな部分がありましたが、物語の筋としてはスタンダードな作品で、ラノベらしいカタルシスも充分味わえたのでなかなかよかったです。願わくばもう少し地の文が面白くなるともっと良いのですが、それを超えて真面目な文体で面白い内容というのもまた悪くないので、今後作者がどういう方向に向かっていくかが気になりますね。最後に今後の伏線も張られたので、続きが楽しみです。2020/12/07
リク@ぼっち党員
2
既存のシステムの設定上や、社会の同調圧力に押しつぶされて本来持つ能力を十全に発揮することのできない人間というのは多くいると思う。世界が変わったせいで異常者が頭角をあらわす現代ファンタジー。埋もれていた人の本質という着眼点は悪くなかったと思う。ただβ版に選ばれた理由とか、世界が変わった割に動じない民衆とか、銃ぶっぱなすだけの戦闘とか、コロコロ変わるヒロインとかいまいち波に乗り切れない感じが。ヒーロー系の展開が中心なので、クエストこなすだけじゃなくて、わかりやすくラスボスがいたほうがスッキリして良かったかと。2020/12/06
菊地
1
正直話の筋としては嫌いではないけど随所で粗さや雑さは感じる。2020/12/20
niz001
1
現実がダンジョン化する系。コメディ………じゃ無くなっていく。まだ序盤っぽいけどヒロイン多過ぎｗ。社畜設定は必要？2020/12/01
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