集英社文庫<br> 明智小五郎事件簿 戦後編 1 「青銅の魔人」「虎の牙」「兇器」

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集英社文庫
明智小五郎事件簿 戦後編 1 「青銅の魔人」「虎の牙」「兇器」

  • 著者名:江戸川乱歩【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 集英社(2021/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087443141

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内容説明

事件発生順に並べた人気コレクション『明智小五郎事件簿』の〈戦後編〉全4巻がついに刊行開始! 敗戦後間もない1945年冬、からだ全体を青銅で包んだ“魔人”が現れて、有名時計店ばかりを襲う事件が発生。11年前「地獄の道化師」事件を最後に姿を消した名探偵・明智小五郎が再び登場、事件の依頼を受けて少年助手小林とともに魔人の正体を探る(「青銅の魔神」)。他「虎の牙」「兇器」を収録。

目次

前書き
青銅の魔人
コラム 「青銅の魔人」から「虎の牙」まで
虎の牙
コラム 「虎の牙」から「兇器」まで
兇器
明智小五郎年代記 戦後編 I
解説 佐藤賢一

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベル@bell-zou

28
青銅の魔人も魔法博士も二十面相だって知ってる。子供の頃に読んだから覚えてないけどわかっている。でも大人になった今だからこその気付きにほくそ笑む。そうそれは、二十面相ってばどんだけ明智小五郎が好きなの?と。笑。明智の気を引きたい一心で魔人になったり子供を拉致ったりトラップ仕込んだり。バレることすら楽しみに待ってる節さえある。健気とすら思う。子供の頃の"面白くて夢中になった"思い出を全く違った味わいで楽しめる。代替わりしてた小林少年、妻帯者だった明智、というのも新たに知る。乱歩らしい「兇器」も〇。面白かった。2023/08/06

コブタ

5
明智小五郎、小林少年と少年探偵団VS怪人二十面相の戦後事件簿。二十面相にワクワク。2022/03/16

Gen Kato

5
何度目かの乱歩再読。『虎の牙』は内容忘れてました。が、これって、虎コスプレじいさんの存在からしてイッちゃってる感あるわ犯罪の目的が明智や小林少年に対する執着だけで何だかもうw 2022/01/17

century-century

2
乱歩の作風で何が好きって、読者に訴えかけるようなあの文体です。「ああ、怪人二十面相。読者諸君は、この一しゅんかんを、どんなに待ちかねていたことでしょう。(中略)真相がばくろするのを、いまかいまかと、待ちかまえていたのではありませんか」読者を煽って、引きつけて、最後にバチッと決めてくれるこの文体は、まさしく二十面相を追いつめる明智探偵の如く、スマートでかっこいい。乱歩の、他の誰にも真似できない唯一の世界観は、今も私を虜にしてくれます。2022/08/14

Kai

1
怪人二十面相はやはり好みではないなと実感した。面白くないというわけではないけど続きを読もうという気になれない。悲しい。でも兇器は面白かった。2023/01/07

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