内容説明
いまも地中海はマルタ島に建つ慰霊碑―それは第一次大戦末期、跳梁するＵボートから連合軍の輸送船を守るべく、地中海に派遣され、果敢に戦い散った日本海軍軍人を祀っている。その誇り高き姿を、英国海軍軍人を父に持つＣ・Ｗニコルが勇壮に描きつくす傑作長篇。「盟約」「遭敵海域」に続く近代日本の歴史絵巻、ついに完結。
著者等紹介
ニコル，Ｃ．Ｗ．［ニコル，Ｃ．Ｗ．］［Ｎｉｃｏｌ，Ｃ．Ｗ．］
１９４０年、イギリス、南ウェールズ生まれ。カナダ北極地方の野生生物調査を皮切りに、世界各国でさまざまな環境保護活動に携わる。６２年に初来日し、７８年より日本に定住、９５年には日本国籍を取得する。２００２年に財団法人Ｃ．Ｗ．ニコル・アファンの森財団を設立。作家活動も長く、「盟約」「遭敵海域」に続く『特務艦隊』で「日英同盟」と「海軍」を軸に、近代日本の歴史絵巻を描いている
村上博基［ムラカミヒロキ］
１９３６（昭和１１）年生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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なつみかん
7
〝勇魚〟から始まるこのシリーズ（刊行当初1988年には読んでいる）を2019年末にしてようやく完走する。実に30年か！(@_@;)2019/12/22
