内容説明
『結城友奈は勇者である』シリーズノベル。結城友奈の世代から300年前の初代勇者の時代。過酷な運命のなかで生き抜いた初代勇者とそれを支えた巫女たちの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほうすう
13
『乃木若葉は勇者である』の物語を三人の巫女の視点から描いた「上里ひなたは巫女である」および乃木若葉の世界から30年後の世界を描いた「芙蓉友奈は勇者でない」の前半が収録されている。乃木若葉の物語は展開が暗く、巫女側の視点から見てもそれは変わらぬが花本美佳という千景に寄り添ってくれる存在が描かれたことは救いであった。また上里ひなたの意外な面というか新たな一面を見ることが出来たのも新鮮。2022/02/03
おこげ
9
敬愛に友情、半身であり身体の一部のような関係性…思い思い抱く感情は違えど女の子が女の子を想うのは皆同じなんだ。西暦勇者を見出だした巫女にスポットライトを当てた『上里ひなたは巫女である』千景に一目惚れした美佳、短くもあんたまの一番の友人であった真鈴。勇者と巫女の立場を通して奉火祭そして大社から大赦への変革にわかひな愛が救い🌸時は流れ神世紀はじめの観音寺、二人の友奈が交流し壁の外への思い巡らす『芙蓉友奈は勇者でない』ある意味勇者部の原型はここにあるのだと思える。勇者史外典の名に相応しい二章ともが教本である。2021/12/03
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4
『上里ひなたは巫女である』と『芙蓉友奈は勇者でない』の前編が収録された上巻。うひみはのわゆの補完として、ぐんちゃんの死体の行方、ひなたが如何にして奉火祭を免れたかが分かります。若葉ちゃんを守るため、真に民に寄り添う組織であるため、ひなたがトップになるしかなかったんですわ……。ふゆゆは勇者を必要としない時代に生まれた二人の“友奈”にスポットを当てたお話。特別な名前に苦悩する柚木と、壁の外の真実に拘泥するリリ。正反対ながらもどこか惹かれ合う二人の日常青春モノ的な趣があります。一生二人でゆるゆりしていて欲しい。2021/12/24
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2
おもろいんですわ12023/08/17
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1
おもろいんですわぁ22023/08/19
