集英社オレンジ文庫<br> ハケン飯友 僕と猫の、食べて喋って笑う日々

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集英社オレンジ文庫
ハケン飯友 僕と猫の、食べて喋って笑う日々

  • ISBN:9784086804202

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内容説明

春、無人だった神社にやってきた新米の宮司は、駅前にできたばかりのパン屋の店主・猪田だった。夏、「山猫軒」オーナーの沖守さんが検査入院することになり留守居を頼まれた。その真意は? そして坂井と猫の合宿が始まる。秋、神社の境内でサラダ油で自殺しようとした若者は坂井と猫、猪田に止められてがっつりお説教をされた後、パン屋で働くことに。冬、坂井は沖守さんを大晦日に自宅に招こうとするが先約があると断られ……。坂井と気のおけない友人・猫と、「山猫軒」のオーナー沖守さん、パン屋で宮司・猪田の、美味しくて、ほっとできて、思わず笑ってしまう、賑やかでいとおしい春夏秋冬!

目次

一章 猫は尻尾で春を呼ぶ
二章 人も猫も、夏は平たく長くなる
三章 庭の落ち葉に思うこと
四章 猫舌でも熱々は素敵

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

77
今回は猫さん拉致事件のような不穏なこともなくほのぼのとした日々。神社に宮司さん(兼パン屋さん)がやってきたので神社の話も多かった。読後はローストポーク食べたい!という思いだけが残った。卵かけご飯には鰹節だよねと思う読者である。佃煮は味が濃すぎるんじゃないかなあ。2022/04/11

yukision

73
シリーズ3作目。坂井君と猫,そして沖守さんとの温かな日常が変わらず続いていることが嬉しい。神社にもちょっとした変化があるが,この神社の神様,耳を傾けるだけでなく,やっぱりかなりご利益ありそう。今回も年末で終わり,ちょうどこの時期に読むのにぴったりだった。2021/12/25

ぶんこ

64
坂井さんは自分一人だとお菓子ということもある夕食。一緒に食べてくれる人がいて、美味しいと言ってくれる。何でもないことのようでいて、本当は幸せなことなのですね。私には子どもがいないので、もし一人になってしまったらとよく考えるので、沖守さんにとっての坂井さんの存在は羨ましい。そして坂井さんにとっても沖守さんと猫さんは大事な存在でしょう。今回は、そこに叶木神社の宮司さんが登場。新しいパン屋さんの店主が宮司さんでもあることで、またしても一人の若者が救われました。叶木神社の神様グッジョブ。2022/04/04

kei302

63
旦那! これ、旨ぇですよ! シリーズ第3弾。食い意地の張った・・むにゃむや・・食いしんぼうの猫、最高です。 猫:まあ最近は 猫にも健康的な飯を みたいな流れですけどねえ 昼間によその家を巡回すると どこでも似たようなカリカリが出てきやがりますよ まあ、喰いますけどね あれはあれでオツなもんなんで。口調も絶好調。食べるだけじゃなく、ときどきシンプルでいいことをポロッと言うのです。 料理の描写多数。ローストポーク、おいしそう~。猫じゃなくても、よだれが出ます。作りたい。食べたい!2021/11/27

はつばあば

54
我が家の猫も私達の食事時には必ず「にゃ~ん」と傍にやってきて、猫食器にカリカリ以外の物を入れてやる事で同じ食事時間を共有する。孫神主さんもトンデモナイ青年を引き入れたようですが、神様の思召し。一人と言うのは気持ちからして凹んでしまいそうです。友達でも猫でも一人より二人。話し相手が無いと陰鬱にもなるし僻むことも増えるだろう。わらしべ長者じゃないが坂井さんにも友達が増えてきました。友人や家族と美味しい食事を囲む・・現実にはコロナの次はオミクロン。今年の年末年始はホテルを取ったと言うけれど・・どうなることやら2021/12/19

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