黄砂の越境マネジメント - 黄土・植林・援助を問いなおす

個数:1
紙書籍版価格
¥2,530
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

黄砂の越境マネジメント - 黄土・植林・援助を問いなおす

  • 著者名:深尾葉子
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 大阪大学出版会(2021/11発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 690pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784872594461

ファイル: /

内容説明

黄砂は砂漠から飛んでくるという思い込み、植林への思い込みの枠組みをはずす。人の動きと自然現象は予測不可能だが無秩序ではない。人の営みが作り出す景観と、その空間構造にある生活世界の理解なくしては成し得ない「境界を越える」黄土高原の緑化マネジメントを提唱する。

目次

第1部 黄砂・黄土・植林をめぐるバイアス―「エコ」は地球にやさしいのか?(日本の黄砂情報と黄砂をめぐる誤解
黄砂とは何か、どこから来るのか
砂漠緑化の功罪)
第2部 黄砂の発生する地域における人と自然の関わり―中国内陸部で「緑を回復する」とは?(里山としての黄土高原
黄土高原の空間構造がつくるコミュニケーション・パターン
黄土高原における「交換」と人間関係の形成プロセス
人間のコミュニケーションが生み出す「緑」
「利益」を顧みない人々の手法
開発援助プロジェクトの予測不可能性
黄土高原で経験した「枠組み外し」の旅)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シロマック

0
目からうろこ。これまで黄砂というのはゴビ砂漠の砂塵だと思っていたのにこの本でそうでないことが分かった。砂漠の砂の大きさは200μm以上、日本で観測される黄砂と言っているのは70μm以下、だから砂は早々に地上に落下して日本やカナダに飛来しているのはAsian Dustと言われている土埃、中国の黄土なのだ。政府は砂漠の緑化事業とか言って何百億ものODA予算を捻出していてマスコミもこれを見逃すのが中国に対する忖度だと思っているようだ😠2023/06/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13080728
  • ご注意事項

最近チェックした商品