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内容説明
ジャズ。それは戦後日本の「芸能界」のルーツ。これはすべてを失ったこの国、そして
その音楽が再生する歴史を描く、一大ジャパニーズジャズストーリーなのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
45
怒濤の最終巻。森田や桃井たち魑魅魍魎の生きざまが忘れ難い。物語では“悪い大人”として於莵や丸山たちを邪魔してきた彼らだが、日和らず己れを偽らなかった男たちなんだな、と。記憶を取り戻した小田島や於莵の姉さんの絡まった因縁も解けていくが、そこからの選択は・・・。突っ走ってきた於莵にも、立ち止まり考えねばならない時がきた。6年後、全てを昇華したような素敵なステージで幕を閉じた今作品。一夏の喧騒、失われたものもあったけれど、からりと晴れた夏の夜の音楽が伝わっていく。2024/04/05
Bo-he-mian
15
戦後ヤミ市社会×JAZZの極上マンガ、堂々の完結! 記憶喪失の姉の恋人・オダジマを探し上京した少女・とらちゃんが、色々あってジャズバンドのヴォーカルとして飛び入り参加、想いもかけぬ才能を開花させ、そこでオダジと再会し・・・侃々諤々のぶつかり合いをしながら、いつしかオダジに惹かれてゆくとらちゃん。姉との間で煩悶する心・・・と、ちょっとありがちな展開になってきたかな? と心配していたけど、最終巻はそんな懸念を吹き飛ばす、素晴らしい幕引きだった。2021/11/27
うとうと
7
間違えて電子版で登録してしまい、こちらに登録し直し。最終巻。5巻までの様々な問題が、あと1巻でカタがつくのか?と思っていたけど、キレイに収束。オダジマとお姉ちゃんの過去、実家の謎も解けてスッキリ。よかったです。2021/11/23
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
3
楽しいばかりじゃない話だったけど、最後はキレイで泣いた!いい漫画だった2021/11/23
東晃
2
終わってしまった。途切れそうなくらい小さくなっても、その音がずっと鳴り続けているというのが明るい部分にも暗い部分(父親とか)にもあって、それがとても良いな 星四つ2021/12/14