西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章(3)

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西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章(3)

  • 著者名:諸星大二郎【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 講談社(2021/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065250808

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内容説明

時は7世紀、中央アジアの一隅でーー。

暴徒と傭兵〈ようへい〉部隊が一触即発のスラムの一角で、孫悟空の行く手にまたも現れた牛魔王の巨影。決闘を前に、悟空の脳裏には奇怪な幻影〈ヴィジョン〉が浮かぶ。二人を会わせないよう画策した、不気味な老婆は何を知るのか!? 一方、妖少女・アマルカら魔族の毒は社会を侵しはじめていた…。
斉天大聖・孫悟空、闘いの連鎖! アクション・ホラー・伝奇・ロマンス…物語の快楽全部乗せのモロホシ版西遊記!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こら

58
今巻の見せ所は、何と言っても悟空と牛魔王の一騎討ちに尽きます!諸星先生、御年70過ぎてるのに静謐かつ迫力あるアクションシーンを描かれるのが凄い。アマルカの妖術も素手で跳ね返す牛魔王。いったい悟空との因縁とはなんだろう…2021/12/30

kokada_jnet

57
とにかく「名作」として続いてきたこのシリーズだが。この巻の展開は疑問に思うことが多い。登場人物が、無意味に過剰に増えてしまい、必要以上に複雑になってしまっている感がある。また、猪八戒が、彼が連れ出した女と二人で、遊郭でバカげた騒動を繰り広げる場面。こういうギャグも、本来の諸星先生の作風にあるものだが、この名シリーズで、ここまでのオフザケ劇はいらないと思い、共感できず(笑えないんだよ)。なお、当巻で本格的に登場する牛魔王は、存在感があっていいキャラクターだ。2021/12/03

sin

47
拐われた子供を追った悟空は牛魔王と対決する。それはまるで天が授けた宿命のようにどちらかが倒れ伏すまで殺るか殺られるか、それでいて静謐な闘い…だった。その頃、女奴隷を拐かした八戒は悟浄に連れて行かれた遊郭で浮かれ騒ぐ、牛魔王と引き分けた悟空は騒動の元となった怪異に出会い、そこで因縁のある仇敵と対峙する。2021/12/15

ぐうぐう

20
牛魔王と対峙する悟空。その緊張と激情の場面を諸星大二郎は、静寂と白さで描いてみせる。その凄みよ。両者、ゆっくりと近付き、バトルが始まる演出も憎い。活劇としての『西遊妖猿伝』を充分に心得た描写だ。あと、サソリ女登場のシーンも素晴らしい。そして前巻ではマスク姿、リモートでの出演となった講釈師だが、今巻ではついにワクチンを打ったことを報告するに至る。それもこれも、もう全部面白い!2021/11/27

6
1年に2冊も発売されるとは……! 嬉しいけれども、話がどんどん膨らんで、さてどうなっていくのか見当が付かない。少なくともすぐには決着がつかなさそうで、まだまだ楽しめそうだが……このペースで連載が続いていくことを心より希望。2021/11/23

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