内容説明
宇宙空間での水の供給源となる彗星に最初に到達したものが、その所有権を手に入れる――アメリカの零細航空宇宙会社スペース・プランニングの社長ジェニファーが持ち込んできた新たな仕事は、はるか彼方を飛ぶ彗星を追いかける宇宙船レースへの参戦だった! 惑星間生物学者の少女スウの協力も取り付けたスペース・プランニングだったが、その資金と人員規模では長距離宇宙船を建造することすら困難で……。航空宇宙整備再生センターのスクラップから必要な部品を探し出すところか始まった宇宙飛行士の羽山美紀たちに果たして勝算はあるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuri
14
壮大な彗星捕獲計画に弱小航空宇宙会社が挑むというなかなか面白い設定。難しい単語も頻発しますが語感で読み進めて問題なし。割と順調に進んでいた筈の計画の雲行きが怪しくなり始めたところで下巻。続きが気になります。2022/10/16
keisuke
4
やっとレースか。2022/02/12
みやしん
3
元来「ライトノベル」という名前が生まれる前の時代のライトレーベル発祥だから、主人公が軽薄な色恋沙汰を容易く放棄した代わりに予兆と過去になんかありそうな二組がメインに躍り出るのは必然かも。本来主人公格のアニキ/アネキ分に主役の座をスライドさせるのも作者お得意の手法ってのもあるが。チキチキマシン猛レースもいいけど、宇宙開発の重要な位置にちうごくが進出しているのは先見の明だ。2022/02/02
Mits
1
お話全体の半分で、主人公たちがまだ出発できてないってのがこの人らしいよな。物語としては型破りだけれど、宇宙開発SFとしてはこれがあるべき姿なのだ。2022/11/15
Meistersinger
1
上巻はテンポが悪い。といっても作者のせいではなく、こーゆーロケットを建造して打ち上げるまでのことを精緻に描いてるので仕方ないのだけど。2022/05/28
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