講談社文庫<br> 陰陽少女 妖刀村正殺人事件

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講談社文庫
陰陽少女 妖刀村正殺人事件

  • 著者名:古野まほろ【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 講談社(2021/11発売)
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  • ISBN:9784065257807

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内容説明

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「水里あかね、殺人未遂容疑で緊急逮捕する」
住田温泉本館に響く冷たい声。
しかも、あかねにかけられた容疑は何と3人殺し。
もちろん彼女には身に覚えがない。
ただ競技かるたタイトル戦に参加していただけ……

あかねに異常な執着を有する小諸るいかは、
純粋に、現場の状況から導かれる論理のちからだけで彼女を救い出し、
彼女を陥れた闇を暴こうとするが……
超絶推理の本格長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

35
古野まほろファン向けに特化された濃度120%の探偵遊戯。まほろ作品それなりに読んでいる自分でも胸焼けしそうなほどの悪ノリで、水里あかねの妄想暴走や内内でしか通じない会話には「何を読まされているんだろう?」感が出てくる。少年マンガばりに人が吹っ飛ぶかるた合戦はちょっと笑うしかない。「ここに手掛かりがありますよ」としっかり出して、論理を紡いで一部の隙も無く犯人を詰めていく推理のみっちりした所は流石の一言。ただ解決編の後の超常バトルは、もう勝手にやってとしか言えない。2022/01/09

さくりや

27
独特のまほろ節が懐かしい。相剋シリーズの新訳版。やっぱり旧タイトルの方がかっこよかったし、「陰陽少女」シリーズから知った人は訳分からんと思うな……?安定に読みづらかった(褒めている)けれど、推理パートの論理の端正さはこの作者が1番鮮やかだと思う。コモのあかねへの愛が重すぎて微笑ましい。由香里のときにあかねに会っていたら天帝シリーズはあんな展開になっていなかったのかな〜なんて。というかコモ×あかねコンビが好き尊い。作品全体の重厚さとか語り手と主要メンバーの絡みとかは天帝の方が好きかな〜2021/11/19

ふじさん

16
再読。初読は旧版。『探偵小説のためのヴァリエイション「土剋水」』を改題した「相剋シリーズ」文庫化第二弾。前作から間が空いて心配したが、著者流の執拗な論理展開が手筋として確立され、広くその評価を知らしめた里程標的作品の復刊に感慨も一入。読み直すと異様なテンションも自由さも懐かしく、他方で純然たる犯人当ての潔さは惚れ惚れする程。水に支配された事件を、五行に則り土の証拠で突き崩す趣向は、知っていても外連味抜群で鳥肌物。偏愛する『ノスタルジア』の復刊を引き続き願いつつ、途絶えている天帝世界全体の進展も期待したい。2022/02/11

ソラ

15
何故にノベルス版からタイトル変えたのかねぇ…2021/12/06

ハルト

12
読了:◎ 見事なまでの論理攻めでおもしろかった。こうまで丁寧に論理開陳されると気持ちがいい。そこに陰陽道の知識も加わっての物語に、ゾクゾクする。相も変わらすのガンダムネタ等のまほろ調にはニヤリ。このまま無事続くといいな。2022/01/02

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