内容説明
金貸しの家に生まれながら、長谷川平蔵に才を見込まれ火盗改となった佐治剣之介。
仕事のやりかたから普段の言動、服装にいたるまで、とても武士とは思えぬ型破りな男であったが、その破天荒さゆえか、さまざまな難事件を解決に導いていた。
そんなある日、剣之介は父親の音二郎から、借金の取り立てを頼まれる。貸した相手は、浅間講と呼ばれる一種の詐欺集団。
金にがめついやり手の父が、今回ばかりは弱り果てた顔をするほどの難題であった。
役目のかたわら、しぶしぶ探索をはじめた剣之介であったが、その裏には、某藩の埋蔵金にまつわるとんでもない野望が隠されていた…。
喧嘩殺法が悪をぶった斬る、シリーズ第七弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
42
あぁもうほんとに!。止むに止まれぬ読書かな。首が痛い・肩が詰まっている。剣之介も火盗改め辞めようかなと。せっかく浅間講と呼ばれる詐欺集団をやっつけたちゅうのに、日頃の剣之介の奔放さに不満を持った奴等がごちゃごちゃと言うから。そういう事もあります。「ほな自分でやりなはれ」なんて言おうものならなんやかやとしょうもない逃げ腰で。それでも私の読書と同じでやめられない面白さがあるんですよね。正次郎といういい友達もできたし・・これでお終いのようですが、読み友さんに「無敵の殿様」を紹介してもらいましたのでそちらにgo2022/09/19
Kentarou Takeuchi
0
いつも通り安心して楽しめた。3話目、誰もがそこそこに悪く幸せにならないで終わる話は特に味わい深いけど、なんかシリーズが老いてきた感がある。2023/06/03