内容説明
神田明神のお膝元にある小さな本屋さん『稲荷書店きつね堂』。ある日、店主のお爺さんが病気で倒れてしまう。お店の裏に祀られている祠を守る白狐像のヨモギは、稲荷神の力を借りて人間の姿になり、きつね堂の手伝いを始めた。本屋としての知識も経験もないヨモギだったが、大好きなお爺さんのために、店を立て直そうと奮闘する。そんな時、お爺さんが一匹の犬を連れて帰って来た。果たしてこの犬の正体は……!? 新キャラクターも続々登場、話題沸騰大人気シリーズ第二弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
181
新たな書店員が増えて良かったね。しかもイケメン。ちょっと犬歯を剥き出すのは玉にきずかな(笑)お互いに切磋琢磨して、「きつね堂」の売り上げに貢献してほしいね。かわいい少年に、イケメンときたら、次はナウい奴が来るのかな。菖蒲と火車とは微妙な関係だけど、シリーズが続くにつれて、新たなアヤカシがでてきそうだね。ほんわかほのぼのとしてるから、疲れた時に読むと疲れも回復しそう。しかも三谷に続いて、美しいバリトンの声のあの紳士も登場してきたぞ~。ますます面白くなりそうだ!次作もすぐ買って読まなきゃ。2020/03/16
雅
69
素直で健気でひたむきなヨモギをはじめ、出てくる人(妖)がみんな良い人。凄く癒される2020/07/01
ぶんこ
57
3巻を先に読んでしまったので、初めて犬神の千牧が登場する経緯を知ることができました。狐も犬族で、しかも一つ屋根の下に複数の神様はまずいかも。ヨモギは悩み三谷さんに相談。お互いの得意とすること協力しあえばいいとは、いいことを言ってくれました。千牧の出現で早速詐欺を防ぐことができました。今回は火車、菖蒲、なんと亜門さんも登場。ヨモギに対する人、妖、神さえも優しくなるようです。2022/02/09
Kazuko Ohta
40
やはり思ってしまう、そんな子どもの姿で通報されないのかヨモギくんって(笑)。それは今回もスルーするとして、今度は老いも若きも女子ならばキャーキャー言いたくなるイケメンに扮した犬神登場。複数の神様を祀ると喧嘩するというのはよく言われることですが、考えてみれば神様たるもの、縄張り争いをするなんて器が小さいわ。一緒に居たら知らぬ間にどちらかのご利益が薄れることはあるかもしれないけど、それを理解したうえで、やってみなきゃわからんと前向きなヨモギ、立派です。「伊達に雨風に晒されていないので」に笑った。さすが白狐像。2020/11/16
一華
37
二作目…きつね堂のお手伝いも板についてきたヨモギ。新入りのワケありイケメン書店員も加わり…益々、ヨモギも力を得たよう…そのヨモギを優しく見守るお爺さんをはじめ、登場人物たちが素敵。意外に菖蒲がヨモギを導いているのがおもしろい…このまま、穏やかな感じで進んでほしいかな…2020/03/30