内容説明
天才プレイヤー遊佐賢人をダブルスの相方として支えてきた横川祐介は大学入学後、故障から復活した遊佐と新たなスタートを切る。しかしシングルも有力な遊佐とこのままダブルスで世界を目指していいのかという不安も胸に抱えていた。中学時代から、さまざまな困難を乗り越え諦めずにバドミントンを続けてきた横川の静かな情熱は実を結ぶか―。 ふたりの絆、そしてバドを通しての成長がまぶしく光るシリーズ第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菊地
1
磨かれずに目立たなかった天才の物語だった1巻、常に周りから期待されてトップを走り続けた天才の物語だった2巻に対して、天才に食らいついていた秀才の物語の3巻。 恵まれなかった家庭環境の中で、「人」に恵まれたことで好きなバドミントンを続けることが出来た横川君の姿には感じ入るものがありますね。面白かったです。 しかし、遊佐君視点だと「彼女持ち」であるところにチャッカリ感があったけど、横川君視点だと「運命のカノジョ」感があって、この辺の塩梅が面白かったですね。2022/04/16
おいもキャベツ
0
横川くん側からの気持ちがわかって、いろいろすっきりしました。 遊佐くんのケガのことを、そんな風に思ってたんだ…というのがわかつてよかったです。 まさか彼女がいたなんて… いつも冷静で、物事をちゃんと考えていて、カッコいいなと思いました。2022/04/12