内容説明
交渉の末、ついに日本はオリオン集団の大使館設置を決定した。いまだ彼らの真の思惑を掴みかねていた秋津は国際会議に出席し……シリーズ第4巻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
98
前巻までもたもたしていた話が不意に加速し始めた。ヒトラーとスターリンの急死に巨大な大使館船の出現、オリオン集団の思いがけぬ動きと怒濤のエンタメ的展開が続発する。ここまで事実上放置されてきた英米も強引に食い込もうと手を出したが、艦隊を壊滅させられた上にオリオン側から強硬な要求を突きつけられた。この手の歴史改変SFでは公然たる攻撃以外で異星人の存在が明らかになる例は少ないが、今作では珍しく超科学的パワーによる地球秩序の静かな混乱が描かれていく。地球規模の黒船来襲に、日本は90年前の経験を生かせるのかが焦点か。2021/11/20
鐵太郎
30
オリオン集団が裏で糸を引いているのかいないのか、歴史は史実からどんどんとんでもない方向に捻れていきます。前巻で日本帝国憲法があっさり改正されて軍事が政治の下になりましたが、この巻であの時代を動かしたキーマン二人が、あっさり死にます。そして史実の世界で最大の勢力を持っているアメリカ合衆国が、まったく力を出せない。まるで日本に買収されたのか、ってはずはないよね。(笑) 作者はどんな物語を描きたいのか。さっぱり分からぬまま、次が最終刊なのだそうな。うーん、よく分からん。2022/01/17
tom
21
長い間待って、ようやく第四巻の配本。この本を読み終えても、いまだにオリオンから来た知性体の意図も目的も不明。第五巻にどんな展開が待っているのか。林さんの書くSFだから、アッと驚く展開になるはずだけど、どうなるのか。期待の予感とハズレの予感とが同時並行の現在。ちなみに、この巻ではヒトラーが暗殺され、スターリンは事故死。アメリカは日本への輸出で経済不安が一休み。でも、アメリカの傲慢さで世界は一波乱となりました。第五巻では、満州で働いていた女性医師が重要な役割を担うという予想をしていうのだけど、どうなるか。2023/02/25
餅屋
16
シリーズ4冊目▲宇宙空間から銚子沖へと投下された巨大客船ジン・ガプスを大使館としたオリオン集団!世界各地で不穏な活動を開始する‼▼『ワシントン会議』は知っていても『九カ国条約』はノーマーク…そんな、枢軸側に振れない手があったとは!歴史改変ものに金融政策が絡み、対米投資で経済的結びつきが強まるなんて、これも上手い‼演算機ネットワークは、ファイル共有ソフトnyを思い出し、ニヤリ。史実では『新聞事業令』だが『新聞事業法』と法制化、異星人相手に政府も強化した。オリオン集団もオリコレへと進化し凶悪化⁉(2021年)2026/03/29
Tadashi_N
15
理解できないものに対する不安は、人間の持つ性のようなものか?2023/04/30
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