ヤングジャンプコミックスDIGITAL 魔法少女には向かない職業 4

著者名：斜線堂有紀【原作】/片山陽介【作画】

集英社（2021/10発売）

• ISBN：9784088921242

内容説明

養父をヤクザに殺され、復讐を誓い魔法少女となった恋門姫子（こいかどひめこ）は相馬塔一（そうまとういち）が若頭を務める弱小ヤクザ・獅子島組に身を寄せた。竜頭（りゅうず）一家の屋敷を強襲する魔法少女連合に対して、迎え撃つ掛神絶彦（かけがみたつひこ）の秘策とは…？　そして明らかになった養父殺しの真犯人。姫子の復讐が終局へと向けて動き出す。魔法少女×ヤクザの復讐譚、終幕の完結巻――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[麦ちゃんの下僕]

斜線堂有紀さんが原作を担当された“魔法少女✕ヤクザ”の復讐譚…ついに完結！なかなかシビアな展開でしたが…斜線堂さんのあとがきによると「当初予定していたよりも大分優しい話になりました」とのこと！どんだけダークなストーリーを考えていたんですか!?(笑)　淡いタッチの「番外節」や斜線堂さんの書き下ろし「後日談」は、思わずニヤリとしてしまう場面もあって良いですね♪︎　節題が「○○には向かない○○」で統一されているのも秀逸ですが…やはり人には各々“向き・不向き”があって、それは人生を左右する要因にもなりますよね…。

2022/01/29

[雪紫]

「気づけば当初予定していたよりも大分優しい話になりました。（あとがきより）」・・・えーと、どうなる予定だったんでしょうか？　ヤクザとつるんだり、復讐者化する魔法少女が珍しくないご時勢（・・・まほいく復讐者魔法少女率高いし）、あくまで恋門姫子という新人魔法少女が復讐者に向いてるかを問いていた物語。そして義父を失った少女が新たな家族を得るハートフルな物語。彼女は、壮絶になりきれない。すべてが終わった後の最後の言葉や後日談に救われる。獅子島組好き。短編も良い味。

2024/06/22