内容説明
殺し以外のことならば、あらゆる厄介事を引き受ける男、名前はジョーカー。今夜もジョーカーが待つ六本木のバーに依頼人がやってくる。二十年ぶりに白髪の英国人男性が訪れてきた。ジョーカーが先代からその名を引き継ぎ二代目ジョーカーとして初めて受けた依頼人だった。人気ハードボイルドシリーズ第2作 。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
70
『ザ・ジョーカー』の続編。こっちの方がずっといいな。まあ、こんな条件でも受けてやるよと、安い金額で傷だらけになっても仕事をしているあたり、ハードボイルド。バーが舞台というのも、マーロウを意識している?2025/08/05
タツ フカガワ
57
『ザ・ジョーカー』の続編で6話の連作。前作の最後に、2代目ジョーカーを継いだ経緯が語られていたが、この続編では2代目を継いだばかりのころの仕事も追憶の形で語られる。謀略ものや暴力団ものなどいろんな危ない案件があるなかで、家出娘が長じて実家が地上げ屋に嫌がらせを受けるのを防いでほしいという依頼の「ジョーカーの感謝」や、ジョーカーが相棒であるバーテンダー沢井の娘と人気芸能人との結婚話につい世話を焼く「ジョーカーの節介」が面白かった。2025/08/14
森オサム
36
ザ・ジョーカーシリーズ二作目。今から20年前に出た作品だが、いずれにしてもリアリティは関係ないファンタジーなので十分楽しめた。しかしジョーカーは結構ピンチに陥る。もうダメか、と思ったらまあ何とかなるのだが、かなり綱渡り状態。とは言えこれ以降新作が出ないのは、綱から落ちた訳では無いでしょう?(笑)。このシリアスだかジョークだか良く分からない独特の世界観、面白いのでもっと読みたいです。2025/08/12
サンタマリア
27
続編はもう書かないのかな?読みたいのだが。2022/11/21
flower0824_
18
ジョーカーシリーズ2作目。初仕事から過去の依頼の回想ものなど6編。一冊目より危ないシーンが多くて国際色も強かった。最終話では窓口であるバーテン沢井の過去も。ピンチを何度も乗り越えて生き延びてきたジョーカー。いつか続編が出ることを期待します。2022/08/14
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