内容説明
かつて「光の都」と呼ばれたイノセンティアの街にやって来た魔王ジークたち。そこはかつてジークの好敵手だった真の勇者・ミアに愛された街だったが、今では獣人たちを好き勝手に虐める外道な勇者・ウルフェルトに統治されていた。
ミアを汚すようなウルフェルトの振舞いに激怒するジークだったが、仲間のアハトの体に異変が起こる。どうやらウルフェルトが、イノセンティアの街に張り巡らせた呪術陣の効果らしいのだが――?
コミカライズも好評連載中のWEB発・最強魔王譚、第3巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
かつてミアが愛し、今は獣人を虐待する勇者、ウルフェルトが支配する街で、勇者の試練へと挑む今巻。―――打ち破る鍵、それは彼女が受け継ぐ勇者の心。 今まで溜め込んだ分を開花させるかのように、ユウナが存分に活躍しW主人公とも言える活躍が光るのが今巻であり、前巻とはまた違った熱さと勧善懲悪の面白さが爽快感を齎してくれる巻である。身体を重ね更に関係を深めるジーク達。その道の先、次に立ちはだかる外道勇者とは。勇者として目覚めつつあるユウナは、いつジークと戦う事になるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2021/11/06