モノクロの夏に帰る

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電書あり

モノクロの夏に帰る

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月23日 03時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120055515
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

海の向こうでは、戦争で毎日人が死んでいる。

でも遠くない将来日本からは、戦争を経験した人がいなくなる。

まだ若い僕たちは、この事実とどう向き合えばいいのだろう。



「僕は祖父の戦争体験を捏造したことがある」

戦時中のモノクロ写真をカラーにして掲載した『時をかける色彩』という写真集が刊行された。祖父母ですら戦争を知らない二十代の書店員がそれを店頭に並べたことで、やがて世界が変わり始める。保健室登校の中学生、ワーカホリックのテレビマン、アメリカから来た少年と、福島で生まれ育った高校生。遠い昔の話のはずだった「戦争」を近くに感じたとき、彼らの心は少しずつ動き出す。

平和を祈る気持ちが、小さな奇跡を呼ぶ。

読み終えたとき、少しだけ世界が優しく見える感動の青春小説。

内容説明

海の向こうでは、戦争で毎日人が死んでいる。そして遠くない将来、日本からは戦争を経験した人がいなくなる。自分のことで精一杯の私たちは、こんな重い事実を受け止めなければいけないのだろうか。セクシャルマイノリティの書店員、保健室登校の女子中学生、家族にコンプレックスを持つテレビマン、アメリカから来た高校生と、福島から来た高校生。古い写真に秘められた記憶が解凍されるとき、若い彼らの心も動き始める―

著者等紹介

額賀澪[ヌカガミオ]
1990年、茨城県行方市生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。2015年『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞。この2作で15年6月に同時デビューを果たし、話題を呼ぶ。16年『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

230
『僕達は戦争を知る世代から直接バトンを受け取ることができる、最後の世代』。『モノクロ写真をカラー化』した写真集「時をかける色彩」が四つの短編を編み上げていくこの作品。そこには、カラー化したからこそ今の時代に伝わってくる『モノクロ』の時代との繋がりを意識する人たちの姿が描かれていました。文字だけの小説に『写真集』を描き出すという巧みな描写に魅了されるこの作品。『モノクロの夏』に写し込まれたあの時代のことを決して忘れてはいけないと改めて感じるこの作品。額賀さんの強い意気込みの先に生まれた素晴らしい作品でした。2023/12/24

いつでも母さん

197
『時をかける色彩』と言う写真集がリンクする4話の短編集。私自身シベリア抑留の父を持ちながら、太平洋戦争体験話を引き継げる最後の世代にも拘らず「平和教育の落ちこぼれ」なのだろうと思ってしまう。特に4話目はガツンガツンと突き付けられた感じだった。戦争や震災について薄っぺらな口先だけで、さも真っ当のような言葉を並べて・・そんな自分に食傷を感じた事は一度や二度じゃない。だけど、だけどなんだ。『僕達は未来にしか約束をすることができない』この言葉が私を掴む。あぁ、沢山の方に読んでもらえますように。2022/08/17

おしゃべりメガネ

196
青春モノのイメージがある額賀さん作品ですが、まさかまさかの戦争モノで驚きました。語り口は現代ながら、話のテーマは戦時中のモノを扱い、4話からなる構成の中で微妙にリンクしていく描写は読むモノを飽きさせるコトなく、さらさらと読み進めていけます。最終話に登場するハーフの高校生「レオ」とワケあり雰囲気な「桜太」との奇妙な友情物語は額賀さんならではの関係性で、じんわりくるモノがあります。戦争も震災もどちらも当事者にしかわからないコトがあるのでしょうが、我々も決して傍観者ではなく、何かしら知っていく必要がありますね。2022/08/24

のぶ

196
これが額賀さん流の戦争小説なのだろうか。戦時中のモノクロ写真をAIの技術を使ってカラーにして掲載した「時をかける色彩」という写真集が刊行されたことで、この写真集をキーワードに太平洋戦争の記憶を若者がいろいろと考える4つの話。愉快な話ではない。確かに戦争を知らない世代には、当時の事はモノクロでしか残っていない。でも当然、色は存在したのだ。だんだん色あせていく時代を色彩で蘇らす事には賛否があるだろうが、遠い昔の話のはずだった戦争を近くに感じたときに、現在の平和な時代のありがたさを改めて痛感させられた。2022/07/30

fwhd8325

180
こうした戦争へのアプローチもあるんだなと感心しました。生意気なようですが、若い方がこういうことから戦争への自分の考えを持つことは大切だと思いました。バランスの良い、心地よい作品でした。2022/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19890442
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。